このコーナーではお母さまの子育てに役立つ情報を、主に「病気」「食事」「生活」の分野から
ご紹介していきたいと思います。
お母さまの広場
噛むことはとっても大切! | |
2009-12-14 更新 | |
ハンバーグ、グラタン、シチュー、プリンなど、お子さまの大好きなものは柔らかいものが多いですね。 柔らかいメニューでは、勢い噛む回数も少なくなりがち。 今回はこの「噛む」ことの大切さについて考えてみましょう。 〜「噛む」ことの効用〜 @きちんと消化する 細かく砕いて、その後の消化を助けます。 唾液の中のアミラーゼという酵素がでんぷんの消化の最初のステップを担当。麦芽糖という小さな糖に変えます。 A良好な腸内細菌を育てる 噛む回数が少なく未消化のまま食物が胃腸に送り込まれると腸内の腐敗菌が増加。免疫力が低下します。 B脳を刺激/活性化する 「噛む」という動作は、記憶などを司る脳の海馬という部分を刺激活性化します。海馬の細胞は年齢とともに萎縮。加齢により物忘れが生じやすくなるわけです。しかしこの細胞、鍛えれば再生するメカニズムを持っているので、よく噛んで食べることは、記憶力をアップし、脳を若く保つことにも役立ちます。 C食べ過ぎを防止 よく噛まずに早食いすると、脳の満腹中枢に信号が送られる前に次々と食べてしまうので、食べ過ぎて肥満を起こしてしまいます。 柔らかな食材に囲まれた現代人は、玄米などを主食としていた卑弥呼の時代の6分の1しか噛んでいないとのこと。 さらにテレビを見ながらの食事習慣は、噛む回数が減少するだけでなく、食事に意識が集中しないために唾液の分泌も激減。 消化力の低下に拍車をかけます。 とかく小さなお子さんのいるご家庭では柔らかく食べやすいものを食卓に並べがち。 でも小さいうちからよく噛むことを意識させるためにも、歯ごたえのあるメニューを食卓に上らせるようにちょっとご配慮を! また、お食事タイムにはテレビを消して、楽しく団欒しながら食事に集中させましょう! |
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