このコーナーではお母さまの子育てに役立つ情報を、主に「病気」「食事」「生活」の分野から
ご紹介していきたいと思います。
お母さまの広場
目指せ「早寝 早起き 夜食なし」! | |
2010-02-20 更新 | |
おやつ(間食)を「食事と食事の間に摂るもの」と考えると、夜食もおやつの1つということになります。 しかしこの夜食、最近のお子さまの望ましい生活リズムを大きく蝕んでいるといわれます。 子供達の早寝早起きが普通であった時代には、中学高校の受験生でもなければ夜食を食べるこどもはほとんどいませんでした。 しかし最近の調査では、1歳児の37%、2〜4歳半の30%、小中学生の50%が、実に夜食を食べているということです。 夜食の増加は、子供達の夜型生活と大きく関係しています。 夕食後も長く起きていれば当然おなかも空いてきます。夜遅くにカップ麺とスナック菓子、それに清涼飲料水、という組み合わせで夜食を食べれば、翌朝食欲がわくはずがありません。 また、皮下脂肪は夜作られますから、これらの寝る前の飲食は、肥満の増加を著しく招いてしまいます。 成長期に大切なポイントはもう1つ。 成長に大切な成長ホルモンは、夜間に分泌されますが、この分泌は低血糖が1つの刺激になります。 ちょっと空腹くらいで床に就いた方が良く分泌されるわけです。 「満腹で寝る子は育たない」というわけです。 また成長ホルモンのもう1つの大切な働きとして、細胞の修復に関わる作用があります。 傷ついた細胞を修復したり、新しい細胞を作り出すなど、新陳代謝を促進させ疲労回復に大きくかかわっています。 これはおとなでも重要です。 寝る直前に食事をすると翌朝疲れがとれきっていない感じがしたことはありませんか。 就寝前3時間までに食事を終えることが理想といわれています。 元気いっぱいの生活リズムを作るためにも、お子さんに高カロリーの夜食を与えることはできるだけ控え、与えるとしても少量の果物(ジュースは避ける)程度にとどめましょう。 目指せ「早寝 早起き 夜食なし」 |
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