このコーナーではお母さまの子育てに役立つ情報を、主に「病気」「食事」「生活」の分野から
ご紹介していきたいと思います。
お母さまの広場
元気な毎日に大切な3つの神経伝達物質分泌を促すお子さまお食事アドバイス | |
2019-08-15 更新 | |
★元気で意欲的な毎日を過ごし欲しい、親御さんみなさんがお子さんに願っていることです。 人間も生き物の1種、根性論だけでは、お子さんの心も体も動きません。 そこで今回は、機嫌よく、元気に、規則正しい1日を応援するための、日々の工夫についてお伝えします。 ★脳が正常に機能するためには、「神経伝達物質」が、バランスよくしっかり分泌されることが必要です。 <元気な毎日に大切な3つの神経伝達物質> @機嫌よく過ごさせる「セロトニン」 感情や気分のコントロール、精神の安定に深く関わっています。 心穏やかに落ち着いて物事に取り組める、お友達とうまく関れるなど、こどもたちの「ご機嫌良い暮らし」に不可欠です。 原料は必須アミノ酸のひとつであるトリプトファンです。 豆腐・納豆・味噌・しょうゆなどの大豆製品、チーズ・牛乳・ヨーグルトなどの乳製品、米などの穀類、ごま・ピーナッツ・卵・バナナに多く含まれます。 Aやる気を出してもらう「ドーパミン」 勉強や課題などをやる意欲に深く関わっています。 やる気がある状態とはいわば「ドーパミンが大量に分泌されている状態」なのです。? 原料はアミノ酸の一種であるフェニルアラニンやチロシンです。 タンパク質が豊富な食べ物が重要で、チーズ、鰹節、卵、大豆などは効率よく摂取できます。 脳の疲労を取るビタミンB12もドーパミン分泌に役立つので、動物のレバー(肝臓)、貝類、海苔、魚卵もおすすめです。 そのほか、 アーモンド、アボガド、バナナ、牛肉、鶏肉、ヨーグルトなども効果的です。 B熟睡してもらう「メラトニン」 朝光を浴びると体内時計がリセットされ、安眠ホルモンのメラトニン分泌が止まります。 メラトニンは目覚めてから14〜16時間ぐらい経過すると体内時計からの指令が出て再び分泌されます。 徐々にメラトニンの分泌が高まって、その作用で深部体温が低下し、休息に適した状態に導かれ眠気を感じるようになります。 メラトニンは、トリプトファンからセロトニンを経て作られるため、しっかりセロトニンができていると、メラトニンもしっかり分泌できます。 ★セロトニン、ドーパミン、メラトニン、すべてバランス良い食事から作られます。 日々の食事でこれらをしっかりとらせてあげたいものです。 共通する食材がけっこうありますね。 大豆、乳製品、卵、ナッツ類・・・ 1日のスタートである朝食は一番大切です。 チーズ入りの炒り卵、お豆腐の味噌汁、納豆、ヨーグルトにクラッシュしたナッツと刻んだバナナを入れる、などなど、お手軽メニューが作りやすい食材です。 おやつにもこれらを積極的に取り入れましょう。 キャンディーチーズ、小魚アーモンド、ヨーグルト・・・お子さんお馴染みのアイテムですね。 まずは、しっかりお子さんの体に原材料を供給してあげましょう。 |
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