このコーナーではお母さまの子育てに役立つ情報を、主に「病気」「食事」「生活」の分野から
ご紹介していきたいと思います。
お母さまの広場
お子さんを本好きにする読み聞かせのコツ | |
2010-10-17 更新 | |
今回は読み聞かせのコツについてお話しします。 やわらかくてあったかいママのお膝で絵本を読んでもらうことは、お子さんにとって、とびっきりすてきな時間。 まずいちばん大切なことは、「ママといっしょでうれしいな。ママもぼくといっしょでしあわせなんだな。」と、お子さんがこども心に感じること。 目の前に広がる絵本の世界にすっぽりと入り込み、ママといっしょの冒険です。 耳元では大好きなママの声が優しく聞こえる...。 安全で平和であったかい幸せ。 毎日に5分でもいいのです。 こんな宝ものの時間を、お子さんといっしょに過ごしましょう。 <読んであげるときのポイント> @ママも絵本に集中し、心を込めて読んであげましょう。 字づらを追うだけではお子さんも退屈になります。 テレビ、ビデオなどは必ず消して。 お腹から発声したやや高めの声で、はっきりゆっくりと。 Aお子さんに途中で質問しない。 もちろん、お子さんからの質問には、きちんと答えてあげましょう。 お子さんは絵本の世界に引き込まれています。 ママからの質問はストップ。 B感想を聞かない。 読み終えたとき、お子さんの心は絵本の世界に浸かりきって感動で満ちたりでいます。 それを絶対に壊さないこと。 C絵本の表から裏表紙まで丁寧にいっしょに見ましょう。 適当にはしょったりせず、書かれた文章通りきちんと読みましょう。 お子さんを確実に本嫌いにするのは、 「早くから文字を教える」 「自分で読ませる」 「読み終えたら必ず感想を聞く」こと。 反対に本好きお子さんを育てるには、 「早くから文字を教えない」こと。 最も重要なことは「言葉の獲得」です。 耳から、美しい日本語、温かいことばのシャワーをたくさん浴びさせてあげましょう。 言葉を耳から聞き、絵を読むことで、「ことば」をもとに、イメージを描いてその世界を体験し楽しむことができます。 読んだ後は、大人がチャチャを入れずに、お子さんのそのままの感動を大切にしてあげましょう。 幼い頃の数年間でも、このように過ごした時間は、お子さんの体と心の隅々まで染み渡って、人生をたくましく生き抜くビタミン愛になることでしょう。 |
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