このコーナーではお母さまの子育てに役立つ情報を、主に「病気」「食事」「生活」の分野から
ご紹介していきたいと思います。
お母さまの広場
こどもたちの暮らしに「リズム」を! | |
2014-04-27 更新 | |
「からだ」と「こころ」を育むこども時代、この時期の生活に「リズム」があることは、とても大切です。 早寝早起き、食事、入浴、これらの普通の日常が、おおよそ規則正しいリズムで営まれているころは、子どもたちの情緒を安定させ、からだも健やかに育ちます。 また、子どもたちの自然な成長の流れに逆らわず「自分でこれをやりたい」という自主性の芽を育てるためには、できる限り自由にやらせることが大切。 規則正しい暮らしで心身の体調が良好であれば、こども自らの自制心も働きやすくなり、その結果よけいな議論や干渉がぐっと少なくなります。 これらの規則正しさの実践では、「言うことをきかせる」というトップダインではなく、おとなの生活自体に秩序を取入れることで、自然と子どもたちもその流れに沿ってくるという方向が理想です。 日々の1日のリズム、1週間、四季ごとと、1年を通して大きなリズムを作り上げましょう。 まずは1日のリズムから。 @朝 こどもはできれば6時起床。 朝の支度で、ママたちは大忙しとは思いますが、こどもたちはまだまだ夢のまどろみのまっただ中。 「早く!」とせかしたい気持ちをぐっと押さえて、こどもの意識がゆっくりと目覚めるように、優しい声がけとスキンシップを。 着替え、おむつ交換、洗顔などは、ゆっくりと褒めながら促しましょう。 このように1日は、穏やかに楽しい時間からスタートしたいですね。 A昼 とにかくアクティブに体を動かしましょう。 自然のなか、公園などで思いっきり遊べば、自然の四季を感じる感性も育ちます。 こどもには、ぜひ本物を体験させてあげたいもの。 花や草、虫、土、水、自然の素材は、こどものこころを耕します。 できる限り素手で触らせましょう。 「柔らかいね」「ざらざらしているね」と、親子で体験させましょう。 外あそびのあとは、水分補給とおやつなどと、おおよその規則正しさは、とても体が喜びます。 また、保育園、幼稚園のお子さんは、降園時、少なからず疲れているので、気持ちもゆとりがありません。 そんなときは、ごくわずかで良いので、「おいしいおやつがあるよ!」と優しく声がけを。 気持ちもほぐれて、すっとこちらに心を寄せてくれますよ。 B夜 とにかくたっぷり寝かせること。 10時間はしっかり確保。 夜8時の就寝を目標に。 遅くとも9時には就寝です。 パパの帰宅が遅い場合は、決して寝ているお子さんを起こさないようにお願いします。 「想い」だけをそっと届けましょう。 夕食以降は、灯りも落とし目に、蛍光灯のこうこうとした明るさより、白熱球のぼんやりとした明るさがおすすめです。 夕食後はビデオ、ゲームなどのメディアはストップ。 脳が興奮して良眠ができません。 その代わり、おとなといっしょにお仕事を。 おかたづけ、布団敷き、簡単お掃除など、こどもたちはお手伝いが大好きです。 上手にほめ言葉を選んで、こどもたちに充実感を味わわせましょう。 眠る前は、10分ほどでもよいので、穏やかなひとときを。 読み聴かせ、お話、子守唄、わらべ歌、優しいことばがけ、これらは、ぐっすり眠れる何よりのおまじないです。 朝、昼、夜、意識的にメリハリのある1日をつくってあげましょう。 |
バックナンバー