このコーナーではお母さまの子育てに役立つ情報を、主に「病気」「食事」「生活」の分野から
ご紹介していきたいと思います。
お母さまの広場
「森のおうち」だより 〜〜開設から3ヶ月〜〜 | |
2013-12-07 更新 | |
病児保育室「森のおうち」がスタートして3ヶ月が経ちました。 多くのお子さまにご利用いただいています。 今回は「森のおうち」のようすについてちょっとご報告。 まずご予約についてですが、従来からの前日受診後のご予約のほか、「森のおうちタイム」のご利用がとても多く、ご好評をいただいています。 子どもの病気は夜発病することが多いですね。 夕方までは元気ぴんぴん! 夜中からぐずぐず・・・、お熱が〜〜というように。 これまでは、発病1日目はまず通常の外来を受診、そこで病児連絡票・・・といっても、お薬をもらって一段落するともうお昼どき、ということも多かったと思います。 そんな発病1日目のお困りを解消したくて、「森のおうちタイム」を始めました。 7:45から診察開始。 必要があれば、検査も点滴も普通通りできるので、とっても好評です。 お薬はクリニックで薬局に手配して森のおうちにお届けなので、処方待ちの時間もありません。 診察後ママとお子さまは、森のおうちに直行。 森のおうちの保育士さんが、元気な声でお出迎え。 最初は戸惑いがちのお子さんも、森のおうちの明るい雰囲気に、あっという間に和みます。 お荷物の確認が終わったら、「ママ、行ってらっしゃ〜〜い!」とお見送り。 子どもたちは思い思いに棚からおもちゃを運び出し、遊び始めます。 病児保育は、いろいろな年齢のお子さんがいっしょ。まさに縦割り保育。 年長のお子さんは、小さなお子さんのお世話をしたり、いっしょに遊んであげたりと、学びの機会でもあるようです。 「森のおうち」は、テレビ、DVDを置いていません。 できるだけ木のぬくもりのある優しいおもちゃをそろえました。 テレビ、DVD、ケーム、スマホに囲まれている子どもたちが、森のおうちの環境を喜んでくれるかしら?と、最初はとても心配でした。 でも私のこの心配は、全く無用でした。 森のおうちの保育士さんが、とってもすてきな時間を作ってくれているのです。 お絵描きタイム、工作などなど、楽しい創作遊びで、子どもたちの瞳はきらきら。 森のおうちに回診に行くと、そのすばらしい作品の数々にうっとりしています。 これらの作品は、お帰り時に、みんなおうちへおみやげとしてお持ちいただきますので、どうぞお楽しみに! おやつタイムも大切です。 ママとのお別れで、ちょっとブルーになっている子も、おやつタイムで気持ちのリセット! お昼寝起きでぐずりがちのお子さんも、午後のおやつでごきげん! おやつパワーには、びっくりです。 病児保育の強みに、保育の中での医療ケアがあります。 内服薬の確実な服用はもちろんのこと、喘息での吸入、流行り目での点眼、水ぼうそうの塗り薬など、定期処置のほか、急な発熱での座薬処置なども適切に実施できます。 もちろん、発熱したからママにお迎えコールなんてことはありません。 適切な医療監視のもと、ママのお仕事帰りまで、責任を持ってお預かりケアします。 前日夜発熱、朝は解熱、というとき、午後になって発熱ということはよくあること。 普通の保育園なら、すぐにお迎えになるところですが、森のおうちでお預かりしていれば、そんなときも定刻までしっかりお預かりします。 ママはお迎え電話にびくびくすることなく、じっくりお仕事にがんばってくださいね。 必要であれば退室時スムーズに外来診察も可能です。 病児保育といっても、病状によっていろいろです。 お熱もなく、元気に遊べる子もいれば、お熱やぜいぜいでちょっとつらい!という子もいます。 そんなときは、別のお部屋で保育士さんがつきっきりでケアしています。 その子その子の病状や年齢、またはその子の性格も考慮して、ベストの保育ができるように工夫しています。 などなど、森のおうちの様子をご報告いたしました。 おうちのかたのニーズによりお応えできるよう、日々がんばりたいと思います。 ご意見はご遠慮なくどうぞ! |
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