このコーナーではお母さまの子育てに役立つ情報を、主に「病気」「食事」「生活」の分野から
ご紹介していきたいと思います。
お母さまの広場
お子さんの身長をすくすく伸ばしてあげるために | |
2009-04-05 更新 | |
明治時代以降、一貫して伸びていた日本人の平均身長は昭和の終わりとともに止まり、ここ10年横ばいです。6歳児の平均身長は低下しています。すくすく大きく育てと思うのが親ごころ。 お子さんの身長をしっかり伸ばしてあげる生活の工夫をご紹介します。 1)しっかり睡眠をとらせる;成長ホルモンは夜間眠っているときに分泌されます。また遅くまで起きていると光を浴びる時間が長いため早熟化を早め、最終身長が低くなるとの説もあります。 2)適度な運動;適度な運動は自然な食欲をもたらし、好き嫌いなく十分な栄養を摂るリズムを作ります。運動はそれ自体、成長ホルモンの分泌を促しますし、質のよい深い睡眠をもたらしてさらに成長ホルモンの分泌を増やします。 3)タンパク質をしっかりとらせる;メタボを気にするおとなの食事につられて肉、卵などの、タンパク質摂取量がこどもでも減ってきています。和食離れから大豆、魚の摂取量も減っています。成長期のこどもにはタンパク質はしっかり摂らせましょう。ただし油は落として。 4)カルシウムをしっかり摂らせる;丈夫な骨を作るために欠かせないカルシウム。日本人の摂取量は先進国で最低です。食品添加物の多くに含まれるリン酸塩は摂取したカルシウムや亜鉛と結びついて体外に排出してしまいます。加工食品も減らしましょう。 5)肥満させない;肥満のあるお子さんは、小学校時代は比較的身長も高いのですが次第に追い越される傾向があります。特に女の子では、38kgを超えると初潮が見られる場合が多いので、肥満が早熟を引き起こし身長の伸びが止まります。また肥満があると、思春期の伸び盛り期の1年での伸びも2.5pほど少なくなります。 6)寝る前に糖分を摂らせない;血糖値が高いと成長ホルモンの分泌が抑えられます。寝る前には甘いお菓子や大食いはやめましょう。夜食はチーズなどがおすすめ。 7)朝食は必ず食べさせる;空腹で登校させるとエネルギー源が不足し、本来体を作る栄養素であるタンパク質が、炭水化物や脂肪の代わりにエネルギーとして使われます。その結果、骨や筋肉を作るタンパク質が不足してしまいます。 8)愛情たっぷり、楽しく食事を;愛されているという実感がないと、ストレスで成長ホルモンの分泌が抑制されます。(愛情遮断性低身長)また食事時にストレスがあるとコルチゾールというホルモンが分泌されて肥満になるため、結果的に低身長になってしまいます。 睡眠、運動、食事、ビタミン愛でお子さんの成長の芽を育てましょう。 |
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