このコーナーではお母さまの子育てに役立つ情報を、主に「病気」「食事」「生活」の分野から
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お母さまの広場
今年の手足口病はちょっと異色! | |
2011-09-19 更新 | |
手足口病の流行が続いています。 手足口病のウイルスは1つではなく、その年ごとに流行の型があります。 今年の手足口病はいつもの年と、いくつかの点で少し違っています。 この傾向は全国でも同様のようです。 ウイルスの型は、コクサッキーA6とされています。 これまではコクサッキーA16、エンテロ71、コクサッキーA10などが報告されており、コクサッキーA6での流行は初めてです。 今年の特徴は以下の通りです。 @発疹の出る場所 上下肢(前腕/上腕/下腿/大腿)臀部に多く、手掌/足底にはむしろ少ない。 口腔内の発疹はあまり強くなく、口の中の痛みも目立たないことが多い。 従来ではあまり見られなかった頸部、口囲にも出ることがある。 A発疹の様子 例年よりやや大きめの水疱で直径10ミリほどになることもあり、発疹の中央がくぼみを持っていることもある。 また、近年、同じ型のウィルスによる手足口病が流行したヨーロッパでは、治った数週間後に、爪が浮き上がったり、はがれたり、変形したりするケースがあったとのことなので、注意が必要です。 幸い大きな合併症の報告はあまりみられません。 涼しくなってきたので、夏カゼウイルスのひとつでもあるこれらのウイルスは、そろそろ流行も終わると思いますが、もう少し注意が必要です。 |
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