このコーナーではお母さまの子育てに役立つ情報を、主に「病気」「食事」「生活」の分野から
ご紹介していきたいと思います。
お母さまの広場
風疹のワクチンについて大切なお知らせ | |
2013-06-02 更新 | |
ご存知のように、風疹は妊婦さんが感染すると、赤ちゃんに先天性風疹症候群が出る危険性があります。 今年はこれまでにないペースで風疹の流行が拡大しています。 このほど新潟市は、風疹ワクチン費用の一部公費助成を決定しました。 <対象> 平成25年度において23歳以上の市民であって、 @妊娠を予定または希望している女性 A妊婦さんの夫および同居家族 <期間> 平成25年6月17日から平成26年3月31日まで また平成25年4月1日から平成25年6月16日までに接種した場合は、接種分の領収書を持参して区役所に申請すると助成分が戻ってきます。 領収書を紛失した方は、クリニックで再発行いたしますので、ご遠慮なくお申し出下さい。 <自己負担額> 麻疹風疹ワクチン;3000円 風疹ワクチン2000円 ただし、生活保護世帯、非課税世帯の場合は、自己負担はありません。 その場合は、無料接種証明書、生活保護受給証明書、被保護証明書を接種にお出でになる際にご持参下さい。 ★「風疹にかかった記憶があるんだけれど・・・」 風疹はそれととても良く似た発疹が出る病気がけっこうあります。 「こどもの頃かかった」というつもりで、実は違っていたということが1番危険です。 ★風疹の免疫を持っているかどうかの検査を希望の方は、いつでもクリニックにお電話下さい。 抗体検査のみであれば、採血してお帰りですので、待ち時間はありません。 また免疫のすでにある方にワクチンを接種しても、より良く免疫がつくだけで、害はありません。 「採血→ワクチン」というステップが煩わしければ、検査せずにワクチン接種でもOKです。 ただし接種をした後は最低2ヶ月、できれば3ヶ月の避妊が必要です。 妊婦さんは接種できないので、接種する時期としては、生理期間中かその直前直後で妊娠していないことが確実な時期がよいでしょう。 また、接種後2カ月間の避妊についての数え方としては、接種してから生理が2回くるまでと考えるとわかりやすいと思います。 ★接種の際に風疹単独か麻疹風疹混合かという点ですが、これはずばり混合をお勧めします。 風疹の抗体が低い世代は、麻疹についても1回法であるので、抗体は著しく低下しています。 麻疹はひとたびかかってしまうと、命がけの重い病気です。 この際、いっしょに免疫をつけておかれた方が良いでしょう。 ★特に抗体が低いのは、昭和54年4月2日から昭和62年10月1日までに生まれた方です!(現在およそ26歳から34歳) 風疹ワクチンの接種の法律はたびたび変更されました。 以前は中学生女子に全員接種という方法でした。(S37/4/2〜S54/4/1生まれ) その後中学生で男女とも個別接種となったのですが、この時期はとても接種率が低く、心配されていました。 その後1歳になったら男女とも1回接種という方式を経て、現在の1歳で1回目、年長で2回目の方法に落ちつきました。 1回接種きりの世代(S62/10/2〜H2/4/1)も抗体の低下が懸念されています。(現在およそ23〜26歳) 平成2年4月2日から平成7年4月1日生まれまでのかたは、移行措置として、中1から高3までの間に1回 MRワクチンとして追加接種する機会がありましたが、接種率が100%というわけではありません。 母子手帳をご確認下さい。 ★赤ちゃんに重い障がいを引き起こさなためにも、子育て世代のママ、パパは、この公費助成をぜひご活用下さい。 こどもの森は日曜日にワクチン接種をしています。 もちろんパパ、ママも接種できます。 お気軽に受付にお問い合わせ下さい。 |
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