このコーナーではお母さまの子育てに役立つ情報を、主に「病気」「食事」「生活」の分野から
ご紹介していきたいと思います。
お母さまの広場
お子さんとともにすてきな朝を! | |
2011-05-29 更新 | |
生まれて間もない赤ちゃんと日々奮闘しているママもおられることと思います。 生後間もない赤ちゃんは、昼となく夜となく、「おっぱい/ねんね」を繰り返します。 昼夜を問わずの授乳に、ママのお疲れもピークに。 「早く生活リズムが整ってほしい!」とお思いのことでしょう。 でもこの生活リズム、何もしなくても自然と整ってくるというものではありません。 人間の体内時計は25時間周期。 放っておくと、1時間ずつ夜型にシフトしてしまう性質を持っています。 「昼に活動、夜は睡眠」という、普通の人間の生活リズムに近づけていくには、ちょっとした働きかけの工夫が必要です。 @朝きちんと起こす おうちの都合もあるとは思いますが、赤ちゃんは遅くとも朝8時には起こしましょう。 朝決まった時間に起こすことで、自然と夜の寝付きがよくなります。 A朝は、めいっぱい明るく 体のリズムに周囲の明るさは重要です。 「夜は暗く、昼は明るく」をきちんと整えましょう。 別名睡眠ホルモンともいわれるメラトニンは、その分泌が生活環境の明るさ暗さと密接に関連しています。 生後3ヶ月頃まではごく少量の分泌にとどまるメラトニンも、幼児期以降、その分泌サイクルがほぼ整ってきます。 朝太陽の光が目に入ってからほぼ15時間経ち、周囲が暗くなって目に入る光の量が減少すると、脳の松果体から分泌されます。 すなわち、夜は充分に暗く、朝まぶしいくらいに明るいことが、安眠物質「メラトニン」の分泌を促し、睡眠の質を良好にするわけです。 朝起きたら、めいっぱいカーテンを全開にして、赤ちゃんがまぶしがるくらい明るくしましょう。 赤ちゃんの寝室に朝日が当たらない場合は、起床時間になったら赤ちゃんを日当りの良いリビングに移動させてください。 しっかりとお目覚めでなくても、だっこしたまま明るい窓辺に連れて行って「おはよう」「今日もいいお天気ね」と、元気に声をかけてあげましょう。 B朝の儀式もgood ともすれば単調になりがちな赤ちゃんの一日。 意識的に毎朝決まった朝の儀式を作ることも有効です。 起床時間になったら、五感を充分刺激してあげましょう。 明るくして声がけはもちろん、さらにもう一工夫。 夏は水、冬はお湯で絞ったぬれタオルでお顔を拭いてあげましょう。 つづいて、昨夜入浴時に着替えをしてあっても、朝もう一度下着まで着替えさせて下さい。 「気持ちがいいね」「今日は何して遊ぼうかな」と優しくお話しながらお世話をすれば、さらに赤ちゃんはぱっちりお目覚め間違いなし。 Cお目覚めテーマ音楽をかける 学校でも、給食始まりの音楽、掃除の音楽など、節目ごとに音楽がありますね。 毎日それを聞いていると、その音楽でその動作が自然と始まるという経験をお持ちのママも多いと思います。 これを赤ちゃんにも応用。 朝の目覚まし音楽を決めてみてはいかが。 朝のお目覚めには、新しい1日の始まりをわくわくして迎えられそうな明るくて元気な曲がおすすめです。 パパ、ママのお好みで、「我が家の朝の歌」を選んでみて下さい。 いくつか試してみて赤ちゃんが心地良さそうなものをチョイス。 ママがいっしょに口ずさめるものがいいですね。 私個人的には、「トトロのさんぽ」などが思い浮かびます。 「歩こう〜歩こう〜、わたしはげんき〜〜」 ほどよいボリュームで朝決まった時間に流し始めましょう。 朝明るいお部屋で、BGMにのせて、「おはよう!」と声がけしながら、お顔を拭いて、おき替え、オムツ替え・・・。 朝の儀式が決まってくると、自然と昼夜のリズムが整ってきますよ。 決まった流れに乗れるので、ママもけっこう楽なはずです。 お試し下さい。 |
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