このコーナーではお母さまの子育てに役立つ情報を、主に「病気」「食事」「生活」の分野から
ご紹介していきたいと思います。
お母さまの広場
夏ですね〜〜! 夏のお食事アドバイス | |
2014-07-05 更新 | |
夏至も過ぎ、今年の土用の丑は7月29日とのことです。 暑くなると、こどもたちも食欲がなくなったり、疲れやすくなったりします。 いわゆる「夏バテ」です。 今回は、夏バて予防のお食事アドバイスです。 @水分は糖分なしのもので! 暑い夏には、こどもたちも汗びっしょり。充分な水分補給はとても大切です。 ですが、ここで要注意! 甘い清涼飲料水は絶対に控えましょう。 これらの飲み物には、予想以上に多くの砂糖が含まれています。 たとえばファンタグレープ500mlには、3gのスティックシュガー20本分の砂糖を含みます。 砂糖をからだで処理するときには、体内で大量のビタミンB1を消費します。 ビタミンB1は糖質をからだが用いるときに必要なビタミンで、不足すると糖質を代謝できなくなり、処理できない糖質が疲労物質の乳酸となってしまい疲れやすくなります。 ですから「暑い暑い!」と甘い飲み物ばかり摂っているとかえって疲れやすくなってしまうのです。 果汁100%の飲み物も意外にたくさんの糖分を含んでいます。 100%リンゴジュース500mlなら、3gシュガー約8本です。 スポーツドリンク500mlにも10本分の砂糖が含まれます。 甘いのにカロリーオフと書いてある場合は、人工の甘味料が使われています。 これらの甘味料はまだ歴史が浅く、こどもの飲み物としては、安全性に不安があります。 水分補給としては、麦茶、番茶などの糖分を含まないお茶がベストです。 お茶に飽きたら、水にレモンを搾ってレモン水を作ってみましょう。 AビタミンB1補給の食材をチョイス! 糖質代謝に不可欠なビタミンB1は、夏バテ予防の切り札です。 毎食の食事で、努めて摂取しましょう。 豚肉、レバー、うなぎ、枝豆、胚芽米、ごま、ニンニクなどに多く含まれます。 見るからにスタミナ食の「ニンニクを使った焼き肉」などは、とても合理的な夏バテ予防メニューなのです。 新潟の夏の味覚、枝豆もgoodです。 主食に胚芽米、強化米などを取り入れるのもいいですね。 B夏野菜でからだをクーリング! なす、きゅうり、トマト、レタス、冬瓜、苦瓜などの夏野菜は、からだをクーリングしてくれます。 旬のものは、からだに優しい! ぜひ新鮮な地場野菜を、たっぷりと食べさせてあげましょう。 Cハーブ、スパイスを賢く活用! 暑いときには、ぴりっと辛いカレーがおいしいですね。 和風ハーブとも言える「しその葉」も、夏の味覚です。 実はこれら、とっても夏のからだに優しい食材です。 カレー粉や唐辛子には、発汗作用があり、汗が気化するときの気化熱で体温を下げてくれます。 しその葉には、B1、B2、Cなどもたくさん含まれていて、夏バテ予防にうれしい食材です。 またしょうがも、有効です。 血行を良くして、胃腸の働きを高めてくれます。 これらハーブ、スパイスを上手に活用して、おいしくて元気がでるお食事を工夫してあげましょう。 お茶で水分、ビタミンB1摂取を工夫、旬野菜の活用、スパイス、ハーブで香り付け、などなど、毎日おいしく食べてご家族みんな夏バテ知らずを目指しましょう! |
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