このコーナーではお母さまの子育てに役立つ情報を、主に「病気」「食事」「生活」の分野から
ご紹介していきたいと思います。
お母さまの広場
キレる子どもとお砂糖の関係 | |
2009-11-23 更新 | |
いらいらしたり、ささいなことで逆上する「キレやすい」子どもが増えているといわれます。 子どもにとってもストレスの多い今日この頃、いろいろな原因が挙げられていますが、食生活、とりわけお砂糖の摂取との関係が重要と考えられています。 血糖は体のエネルギー源ですが、食事後血糖が上昇すると、これを適正に保つためにすい臓からインシュリンというホルモンが分泌されます。 ご飯などのデンプンは徐々に血糖を上昇させるのですが、糖分は血糖値を急激に上昇させてしまいます。そのため、これを急いで下げるために大量のインシュリンが分泌されます。 その結果今度は血糖値が低下しすぎて低血糖になってしまい、イライラ、集中力の低下、感情抑制困難などに陥ってしまうのです。 糖分というとまず思い浮かぶのがケーキなどのお菓子類。しかし意外に見落としがちなのがジュースなどの甘い飲み物です。もちろんイオン飲料も同様です。350mlの清涼飲料水の中に、何と大さじ4杯分のお砂糖が含まれています。自販機で簡単にいろいろな飲み物が手に入る時代ですが、お子さんには小さいうちから甘い飲み物を気軽に与えない配慮が大切です。のどが渇いたら水かお茶。のどの渇きをジュースや清涼飲料水で補うことだけは止めさせましょう。 お買い物の際には、「糖分→血糖の乱高下→キレる子ども」を思い出してください。 |
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