このコーナーではお母さまの子育てに役立つ情報を、主に「病気」「食事」「生活」の分野から
ご紹介していきたいと思います。
お母さまの広場
パパの絵本読み聞かせはひと味違う! | |
2014-01-11 更新 | |
絵本の読み聞かせというと、ママの専売特許と思っておられませんか? いえいえ、違います。 ママの読み聞かせとはひと味違った大切な意義があるのです。 赤ちゃんや幼いこどもにとって、すべてを受け容れるママの無条件の愛は、自己肯定感を育む上で、まず最初に大切な心の栄養です。 いわば、ママという絶対に安全な港の中で、ママの目を通して外の世界をうかがっている時期といえるでしょう。 ところが、お子さんが4歳くらいになると、こどもたちは自分を見つめ、社会との接点を求め、自分の力で歩み出そうとし始めます。 そのような時期に親が果たすべきもうひとつの役割は、「社会という荒れ野を歩むための道標を示すこと」です。 先人たちは、荒れ野を生き抜く知恵を凝集した次の世代への贈り物として、物語・昔話・メルヘンを生み出しました。 すべてを受け容れる愛としての母性と対照的に、こどもたちに人生の道標を指し示す役割は、本来父性が担うもの。 ここにパパの出番があります。 絵本というツールを通して、パパの人生哲学をお子さんに伝えてあげましょう。 とはいえ、どこのパパさんもみんなシャイ、いざその時が来て、やおら絵本を読んであげようとしても、なかなか照れくさいもの。 ですから、お子さんがまだ幼い赤ちゃんのうちから、ぜひパパのお膝にだっこして絵本を読み聞かせする習慣をつけてあげましょう。 こどもが惹き込まれるような感情を込めての読み聞かせは、最初ちょっと照れくさいかもしれません。 でも回数を重ねるごとに、「パパ節」ともいえるオリジナルな語り口で、お子さまの心を捉えることまちがいなし。 さあ、今年はパパも読み聞かせデビューです! |
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