このコーナーではお母さまの子育てに役立つ情報を、主に「病気」「食事」「生活」の分野から
ご紹介していきたいと思います。
お母さまの広場
小さなお子さんの生活リズム作りのアドバイス | |
2010-07-19 更新 | |
@朝のスタート 人間は昼間に活動する生物です。 1日中真っ暗だったお母さんのおなかの中からこの世に出てきてまだ日が浅い赤ちゃんに、昼夜の区別を作ってあげることは、良いからだのリズムを作る上でもとても大切。 また人間の体内時計は25時間周期になっているので、自然に任せておくと1日1時間ずつ「お寝坊さん」になってしまいます。 体内時計を地球時間にリセットするためには、決まった時間に朝日をしっかり浴びさせることが大切です。 ゆうべ夜泣きで赤ちゃんも寝不足かなと思っても、朝は決まった時間に「○○ちゃん、おはよう!」とやさしく声をかけ、カーテンを全開にして、めいっぱいお部屋を明るくしてください。 これで脳の中の体内時計を司る「視交叉上核」という部分の朝リセットが完了です。 Aお着替え 赤ちゃんは新陳代謝がとってもさかん。 ゆうべおふろ上がりにお着替えしていても、朝起きたら必ずはだかにして全部着替えをさせてあげて下さい。 これでお目々もぱっちり。 また、朝のすがすがしい空気に皮膚をさらすことで、自律神経が鍛えられ、風邪をひきにくい丈夫な赤ちゃんになります。 おかあさんの優しい手で声がけしながら全身マッサージしてあげると赤ちゃんも大喜び。 楽しい1日の始まりです! Bお昼寝 「たっぷりおっぱい→楽しくお遊び→ぐっすりお昼寝」これが赤ちゃんのごきげんなくらしです。 でもお昼寝は夜の睡眠とは同じではありません。 昼寝はあくまで昼寝。寝かしつけるときは薄暗く明かりを落としてもいいですが、ずっと真っ暗、音一つなく静かな状態でこんこんと熟睡させるというのはNG。 寝はじめて少したったら、通常の明るさに戻しておきましょう。 ある程度の生活の音はたててもOK。 ママがお茶碗を洗う音が聞こえたりママのお電話する声が聞こえたり・・・そんな中でのお昼寝でOK。 わずかな物音でも目覚めてしまうくらいの眠りであれば、「もう十分ねむったから起きていいよ」と考えましょう。 昼寝のさせすぎは夜の安眠の大敵。 特に夕方遅くのお昼寝サイクルは眠気貯金を使い果たして、夜泣きの常連さんを作ってしまいます。 C夜の睡眠 お昼寝とは反対に、夜の睡眠環境は「暗く静か」が基本です。 これは大人にとっても大事なこと。 安眠に導くホルモンであるメラトニンは夜周囲が暗くなったことを感じて脳の松果体というところから分泌されます。 夜は決まった場所(寝室)で暗く静かな環境を作って眠らせてあげて下さい。 寝室にテレビの音が聞こえてきたり、興味をひくものが赤ちゃんの視界に入ってくるような明るさでは、赤ちゃんに良質な眠りをプレゼントするとはできません。 遅くとも夜9時には赤ちゃんが眠りに入れるように、その前後の時間帯は家族みんなが協力しましょう。 就寝時間が近くなったら、大きな音や刺激的映像は見聞きさせない方が、赤ちゃんもすんなりと寝付けるようです。 望ましい生活リズム作りは健やかな日々の礎です。 ちょっとした工夫で元気リズムの毎日を! |
バックナンバー