このコーナーではお母さまの子育てに役立つ情報を、主に「病気」「食事」「生活」の分野から
ご紹介していきたいと思います。
お母さまの広場
お子さまの夏バテ予防 〜お食事編〜 | |
2014-08-02 更新 | |
夏も本番、毎日暑い日が続いています。 今日はお子さまたちの夏バテ予防についてです。 今回はお食事編です。 @3食しっかり、特に朝食を大切に! 朝食は1日のスタート、特にしっかりと。 朝食欲がないお子さんは、起き抜けに砂糖なしのレモン果汁やグレープフルーツ果汁を少し入れたお水を小さなコップ1杯飲ませましょう。 できれば朝はご飯にお味噌汁の和風献立がおすすめです。 適度な塩分は、血圧を適度にアップし、お子さんに活気が出ます。 朝のアクティブな活動には、朝起き抜けからの適度な体温の上昇が必要です。 そのためには朝食にタンパク質のおかずをつけること。 納豆でも炒り卵でもウインナーでもいいですから、必ずタンパク質のおかずを添えてあげましょう。 A夏バテ予防ビタミンをしっかりと! 夏場は、汗とともにビタミンB1が体から出てしまうため、ビタミンB1が不足しがちになります。 不足すると、食事で摂ったでんぷんや糖分をエネルギーに変えることができなくなります。 ビタミンB1を豊富に含む食品は、豚肉、うなぎ、大豆、玄米、ほうれん草、ごまなどがあります。 アリシン(ニンニク、ニ ラ、ねぎ、玉葱など)を含む食品と一緒に食べるとビタミンB1の吸収が良くなります。 クエン酸にも注目です。 クエン酸を摂取することで体内に溜まった疲労物質である乳酸を除去したり、できにくくすることができます。 つまり疲労回復に役立つということです。 クエン酸を多く含むレモン、グレープフルーツ、オレンジ、梅干などを積極的に摂りましょう。 Bだらだら間食ストップ・おやつにも工夫を! 暑い時期はついちょこちょことジュース・アイスと摂ってしまいがち。 小さなお子さんは、ほんの少しの飲食でもすぐに満腹になってしまいます。 空腹は最良の調味料、食事の前2時間は、ねだられても水・お茶だけ。 ぺこぺこおなかを作って、しっかり食事を摂らせましょう。 おやつは3食で不足しがちな栄養を補う言わば4回目の食事。「おやつ=お菓子」の概念を捨てましょう。 砂糖と油を極力控え、ヨーグルト、果物、枝豆、とうもろこし、おむすびなどがおすすめです。 C極端に冷たいものに偏らない! 胃腸での消化は、消化酵素によって司られています。 酵素は、よく働くことができる温度が限られており、体温付近がベストです。 氷がかたかた音を立てている冷たいお水が、一気にたくさん胃に入ってくれば、胃の中はぐっと温度が下がり、消化酵素は働くことができません。 そこで体は冷えた胃の温度を体温程度にアップさせるわけですが、これにはエネルギーをたくさん要するため、体が疲労します。 ですから、暑いからといって、どんどん冷たいものを摂ると、食欲減退、消化不良、ひいては疲労蓄積になってしまいます。 子どもたちの飲み物はあまり冷やしすぎず、室温程度がおすすめです。 次回は生活編をお送りします。 |
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