このコーナーではお母さまの子育てに役立つ情報を、主に「病気」「食事」「生活」の分野から
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お母さまの広場
こどもの心に響く言葉がけ 〜命令形をなるべく少なくする3つのアイディア〜 | |
2014-12-13 更新 | |
「靴をそろえなさい!」「早く着替えなさい!」などなど、子育てはこどもに指示をしなければならない場面が多いですね。 しかしそんなとき、いつも命令口調ばかりだと、こども達は「指示待ち人間」になりがちです。 また、こどもだって大人と同様、強い口調で命令されると「カチン」ときてしまいます。 今回は指示の伝え方のアイディアです。 @イントラバーバルを活用 イントラバーバルとは、「むかしむかし」という言葉かけに対して「あるところに」と続けるとうような、言葉に対する言葉の反応のことです。 たとえば、こどもが脱ぎ散らかした靴をそろえ直させる場合を考えます。 「靴を?」とママの問いかけに、「そろえる」と答えて、それを行動にうつしてくれればベスト。 ただし、この場合の目標は、靴をそろえ直さす行動に移させることですから、こどもが「そろえる」と返答しなくても、行動に移っていれば、もちろんOKです。 このやりとり、あくまでゲームのように楽しんで行えるよう、ママは明るくおどけた口調などで、声がけしてあげましょう。 しかめっ面で厳しく声がけしても、こどもの心は動きません。 A疑問形を活用 「お靴はどうするんだっけ〜?」とお子さんに答えさせる形で声がけしてみましょう。 靴をそろえていないことに自ら気づき、すぐに行動に移してくれるお子さんも少なくありまあせん。 その場合はすかさず、「すごいね〜、上手!」と、褒めてあげることもお忘れなく。 「おもちゃで遊んだら、どうするんだっけ〜?」 「ごはんのときの姿勢は、どうするんだっけ〜?」 などなど、応用がききますね。 こんな風に望ましい行動を疑問形で促してみましょう。 Bつぶやき形を活用 「お靴をそろえられない人は、おやつなしだけどいいのかな〜〜?」 と、独り言のようにつぶやきます。 けっして強い命令口調で言わないこと。反感を持たれてしまいます。 あるまで「つぶやき」で。 「ちょっと裏技」として、すでに望ましい行動をしているね〜とつぶやくのも効果的。 たとえば、 「○○ちゃんは、最近お靴の脱ぎ方が上手になったんだよね〜」 と、脱ぎ散らかしている場面を見ていないふりをしてママがつぶやけば、 「あっ、ママに信頼されているのに、まずい!」と、すかさずそろえに走るはず。 相手が幼いだけに、言うことをきいてもらうにも、お子さまとのかなりの知恵比べが必要です。 時には賢く女優さんを演じてみましょう。 |
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