このコーナーではお母さまの子育てに役立つ情報を、主に「病気」「食事」「生活」の分野から
ご紹介していきたいと思います。
お母さまの広場
1日10分 絵本タイムを! | |
2010-06-12 更新 | |
「甘えの構造」で有名な土居健郎先生のご著書の一節に以下のような文章があります。 「子どもにはきっちり甘える場所が必要です。それは子どもの居場所であり自己肯定の場でもあるからです。」 子どもたちが出会う毎日のいろいろな出来事。 うまくいったり、いかなかったり・・・ 人間社会や学校が”一応”の目処として作った基準や価値で評価されて一喜一憂する日々は、子どもたちにとっても、結構ストレスフル。 そんな毎日でも、元気な朝をスタートできる心のビタミンが「自己肯定感」です。 「ママの子どもに生まれてくれてありがとう!そのままの○○ちゃんは、いつでもママのたからもの!」と条件なしの愛情表現をめいっぱいしてあげましょう。 ママの愛情メッセージを伝え、お子さんがきっちり甘えられる場所のひとつが「絵本の読み聞かせ」です。 忙しい毎日のなかで、パパ、ママにだっこされ、またはそばに座って、絵本を読んでもらうひとときは、まさに静かな愛情の充電時間。 パパ、ママの愛をたっぷりもらったら、また子どもは元気に明日の一歩を踏み出すことができます。 良い「甘え」は、必ずしもべたべたとくっつくことではありません。 同じものを見て、読んで、いっしょに感動し、共感する・・・。 静かな時の流れが心の深いところでの親子の絆を作ります。 子どもは心のビタミンが不足すると、安心できる港に帰ってきて、「この本読んで」と絵本をママに差し出します。 「この本読んで」は子どもがじょうずに甘えるスキルのひとつ。 良い絵本は良い甘えの場づくりのすぐれた小道具なのです。 夕食後やベットに入る前など、1日10分でも、お子さんと楽しい絵本タイムを持ちましょう。 |
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