このコーナーではお母さまの子育てに役立つ情報を、主に「病気」「食事」「生活」の分野から
ご紹介していきたいと思います。
お母さまの広場
インフルエンザの家族内感染を予防するために | |
2012-02-25 更新 | |
インフルエンザが流行しています。 インフルエンザは、とても感染力も強いウイルスです。 感染は、飛沫感染(くしゃみや咳で飛び散ったウイルスによる感染)、接触感染(ウイルスのついたものを手で触れ、それで鼻や目をこすったり口にいれたりすることによる感染)空気感染(感染者と同じ部屋にいることで感染)によります。 今回は家族内でインフルをうつし合わないようにするためのアドバイスです。 @患者さんも、それ以外の家族もみんな、1日中マスクを! お子さんの看病のときつけていたマスクは、お世話が終わったらすぐにはずして、ビニール袋に入れて処分しましょう。 A赤ちゃんがいる場合は特に注意! 年齢が幼いほど、重症化したり合併症が増えたりします。 上のお子さんがインフルにかかると、ママは患者さんである上のお子さんと下の赤ちゃんのお世話を同時にしなければならなくなります。 ママを介して赤ちゃんにうつす危険を避けるには、パパと赤ちゃんは実家に避難してもらうのがベストです。 それが無理でも、できれば病室は2階、赤ちゃんは1階など距離を置くこと。 最低でも別の部屋で過ごさせましょう。 ママが患者さんのお世話をするときは、スモックなどすっぽりかぶることができる衣服できちんと覆い、お世話が終わったら、病室に脱いでおきましょう。 病室を出たらすぐに肘まで手洗い、できれば顔も洗い、うがいもしっかり行いましょう。 B病室の換気/加湿! 病室はウイルスが充満しています。 病室はこまめに窓を開けて換気をしましょう。 最低でも1時間に1回は必要です。 またインフルウイルスは乾燥が大好き。 感染を予防するためには、加湿器をつけたり、ぬれタオルを干したりして湿度を50〜60%に保ちましょう。 Cこまめな手洗いとうがい! 家族にインフル患者さんがいる時は、外から帰った時だけでなく、家にいる時も、こまめに手洗いとうがいをしましょう。 特にお世話をしている人は、病室から出たらすぐに手洗い、うがい、顔洗いを。 D鼻をかんだティッシュは素手で触れないこと! 患者さんの鼻水がたっぷりついたティッシュは重要な感染源。 すぐにビニール袋に密閉して捨てましょう。 患者さんは鼻をかんだらすぐにその手を洗いましょう。 E患者さんが触った所はこまめに拭き掃除! 患者さんの咳や鼻水が手につき、その手で何かを触ると触れた部分にウイルスをつけてしまいます。 テレビのリモコン、照明のスイッチ、水道の蛇口、ドアノブなど、患者さんが触りやすい場所はこまめに拭き掃除して接触感染を減らしましょう。 ご家族にインフルをうつさないために、以上のようなことに注意してお世話してください。 |
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