このコーナーではお母さまの子育てに役立つ情報を、主に「病気」「食事」「生活」の分野から
ご紹介していきたいと思います。
お母さまの広場
こどもたちを電磁波から守ろう! | |
2014-06-14 更新 | |
今回は「電磁波が健康に及ぼす影響」について考えます。 以前から、「送電線の付近で白血病が多いのでは?」「携帯電話で脳腫瘍の頻度が増すのでは?」など、電磁波が健康に及ぼす悪影響について、いろいろ懸念されきています。 わが国は、電磁波対策では、とても後進国ですが、欧米諸国ではかなり厳しい勧告が出されています。 電気の発生するところには、必ず電磁波が発生します。 家庭内でとくに気をつけたい電磁波は、スマートホン、携帯電話、電子レンジ、IHクッキングヒーターです。 @スマホ、携帯 一番心配されるのが、脳細胞のDNAを破壊して脳腫瘍を発生させることです。 これらは特に頭に近い部分で密着させて使用するので、ますます影響が大きくなります。 とくに発育途上にあるこどもにとっては、さらにその影響が重大です。 スマホは小さなパソコンのようなものですから、携帯よりも大量の電磁波を発生します。 スウェーデンで行われた調査では、携帯の使用で脳腫瘍のリスクが4倍以上上昇するそうです。 イギリスでは、16歳未満は緊急時以外の携帯使用を控える勧告が出ています。 ドイツでは、こどもは携帯使用を控えるよう勧告が出ています。 フランスでは、妊婦の携帯使用が胎児に悪影響ありとの注意が出されました。 スマホ、携帯の使用が即脳腫瘍発生というわけではありませんが、これら以外にも多くの電磁波に囲まれて一生暮らしてゆくことになるこどもたちですから、これらの使用を極力控え、保護する感覚を身につけておくことはとても大切です。 A電子レンジ、IHヒーターなどのキッチン周り 電子レンジは、どこのご家庭にもありますね。 これがなかなかな大量電磁波発生源です。 電磁波は4ミリガウスという値で人体に影響ありとされていますが、レンジから50センチのところでは、80ミリガウスです。 しかしこの値は、レンジから離れることで激減し、1メートルで1ミリガウス以下になります。 対策は、離れることと、時間を減らすことです。 電子レンジ、IHヒーターからは、お子さんを2メートル以上離れさせましょう。 Bそれ以外の電化製品 現代は、家の中も外も電磁波にあふれています。 ひとつひとつは少量でも、それらが合算されると、無視できない量になります。 成長途上にあるこどもの場合、その影響はおとなより甚大です。 電磁波をゼロにすることは不可能ですが、小さな工夫の積み重ねで、影響を少なくすることは可能です。 *テレビなどの予備電源を、見ていない時や就寝中は切っておく。 *冷蔵庫の出し入れは短時間で。 *掃除機使用中は、こどもを遠ざける。 *からだに密着使用する電気カーペットや電気毛布を使用しない。 *電気剃刀は使わない。 *ドライヤーは使わない。 気にし過ぎも問題ですが、できるところから心がけてみましょう。 とりあえずは、 *こどものスマホ/携帯の使用禁止 *電子レンジ使用中はこどもを遠ざける *妊婦さんの場合は、電子レンジ/IHヒーター使用の場合、信頼できるメーカーの電磁波カットエプロンを使用する などの対策をしてみましょう。 |
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