このコーナーではお母さまの子育てに役立つ情報を、主に「病気」「食事」「生活」の分野から
ご紹介していきたいと思います。
お母さまの広場
朝は「ごはん」がおすすめ! | |
2009-02-06 更新 | |
エネルギーはこどもの活動を支えるいわば「ガソリン」。1日中元気に活動していくためには、常に安定したエネルギーが体の中にあることが必要です。それを支えるエネルギー源としては、「お米のごはん」がいちばんすぐれています。その理由をお話しします。 ごはん・パン・めん、いずれも栄養学的には糖質ですが、パン・めんが小麦粉から作った「粉食」であるのに対して、ごはんはお米粒そのものの「粒食」です。粒食は消化に時間がかかり消化・吸収されたブドウ糖がゆっくりと血液中に流れ込み、血糖値の変動が緩やかで、安定しています。これに対し粉食は消化吸収が早いため、血糖値が急激に上昇します。体内ではこれを下げて早く通常の血糖値に戻そうという作用がおこり、ブドウ糖を細胞内に取り込むためのホルモンである「インシュリン」が多量に分泌されます。すると今度は血糖値が下がりすぎてしまい、低血糖が生じます。低血糖はイライラや集中力の低下、疲労感を招きます。 粉食よりもさらに急激な血糖上昇を招くのが「砂糖」です。「何も食べないよりは・・・」と、朝食の代わりにケーキやお菓子を与えることは、午前中のお子さんの血糖値の乱高下を招きます。 キレるこどもの増加は、昔に比べてごはん食が減ったことと、砂糖のとり過ぎとも関係しているとも言われています。 お米のごはんと温かいお味噌汁を基本とした和食で、お子さんの朝をスタートしてみませんか。 |
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