このコーナーではお母さまの子育てに役立つ情報を、主に「病気」「食事」「生活」の分野から
ご紹介していきたいと思います。
お母さまの広場
言葉を育む赤ちゃんとのコミュニケーション | |
2010-03-14 更新 | |
赤ちゃんは生まれたばかりのときから、その発達段階に応じた「ことば」で、ママに気持ちを伝えようとがんばっています。 その気持ちをしっかり受け止めてあげて、赤ちゃんとの会話を楽しみましょう。 @ねんねのころ この時期の赤ちゃんの泣き声は赤ちゃんの立派な「ことば」です。 たとえばオムツのお世話をするときも、「オムツ替えようね。」「ああ、いい気持ちになったね!」とお世話をしながら自然に言葉がけをしてあげましょう。 「おぎゃー」とママを呼んでいる泣き声が聞こえても、すぐには行ってあげられないこともありますね。 そんなときは黙って泣きっぱなしにさせておくのではなく、「ちょっと待っててね。」と優しく声がけを。 大好きなママの声が聞こえれば赤ちゃんも安心します。 また泣くことで赤ちゃんは声を出す発声練習もしています。 泣かせることを必要以上に心配しなくてOKです。 少し大きくなると、「あ〜」と声を出すようになります。 そんなときは、「あ〜なのね」と反応してあげましょう。 ママのお返事をとっても喜んでくれるはずです。 Aおすわりのころ お座りによってがぜん視野が広がり周りへの好奇心旺盛になるころです。 活発に動く赤ちゃんに対して、ママも自然と声がけが多くなるはず。 オムツ替えで寝返りそうになったら「じっとしててね」など、ママのストレートな気持ちを、ゆっくりはっきりした言葉で表現してあげてください。 離乳食も始まり生活にメリハリが出てくる頃。 「あむあむ、おいしいね〜〜」と楽しい雰囲気のなかでお食事させてあげましょう。 このころは「ばぶばぶ」など唇を使ったおしゃべりも出てきます。 「ばぶばぶ」「はいはい、ばぶばぶですね〜〜」と答えてあげましょう。 上手にまねはできないけれど、周囲の言葉かけを日々取り込んでいます。 お話、お遊び、お歌・・・赤ちゃんといっしょに笑顔の時間をたくさん作りましょう。 Bはいはいのころ 意味のある言葉はまだ出ませんが、ママの言葉の調子や周囲の雰囲気から、言葉の意味を赤ちゃんなりに一生懸命つかもうとしています。 赤ちゃんに語りかけるときは、「おいしいね〜」と言いながらほっぺに手を当てるなど、ジェスチャーも交えて豊かに表現してあげましょう。 ばぶばぶより進んだ、いわゆる「宇宙語」も飛び出します。 「ごにょごにょ、むにゃむにゃ・・・わんわん」などと、一部だけ聞き取れる会話です。 そんなときは「そうね、わんわんね〜」と応じてあげると、赤ちゃんも大喜びです。 このうれしい気持ちが、「またお話ししよう!」という気持ちにつながります。 Cあんよのころ 「あっ あっ!」と自分の興味のあるものをさかんに指さす頃です。 赤ちゃんが「あっ あっ!」と指さした飛行機を一緒に見て「そう、ひこうきね」と同意してあげることが有効です。 「あれがひこうきよ」とママが指さして教えてあげるのは、あまり効果的ではありません。この頃の赤ちゃんは瞬時に注意を他に向けることが出来ないので、ママが指さした先に注意を向けた頃には「飛行機」という単語は音声として消えてしまっているからです。 やがて意味のある単語が出てきます。 「わんわん」と赤ちゃんが指さしたら、「そう、わんわんね」と素直に同意してあげましょう。 自分の発言をママが受け止めてくれたうれしさが、またお話しようという気持ちの原動力になります。 大好きなママから関心を持ってもらっているという感情は、何より赤ちゃんの発達の原動力。 赤ちゃんの真剣なまなざしをしっかり受け止めて、コミュニケーションを楽しんでくださいね。 |
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