このコーナーではお母さまの子育てに役立つ情報を、主に「病気」「食事」「生活」の分野から
ご紹介していきたいと思います。
お母さまの広場
寒い時期のスキンケア | |
2010-01-10 更新 | |
お外の北風とお部屋の暖房でお肌がかさつく今日この頃、今回は保湿剤の大切さについてお話しします。 お子さまのお肌は、おとなと比べて保湿物質や油分の分泌が少なく、かさつきがち。 かさかさお肌は、刺激物の侵入からお肌を守るバリアー機能が低下しています。 バリアー機能が低下していると・・・ ”刺激物が侵入しやすくなる→皮膚に炎症がおきる→かゆくてかく→お肌にごく小さな傷ができる→バリアー機能がますます低下→ますますかゆくてますますかき壊す” の、「かゆかゆ悪循環」へ。 このかさかさお肌のお助けグッズが保湿剤です。 保湿剤には、 @皮膚の水分が出て行かないようにする A外からの刺激物が侵入しないように保護する の2つの働きがあります。 ”かゆい・赤い”のひどい炎症状態(いわばお肌の火事)になってしまうと、炎症を抑える塗り薬が必要になりますが、そうなる前の、赤み・かゆみのない状態のうちに、保湿剤をしっかり使って悪化を予防してあげましょう。 もちろん保湿剤はお肌には全く無害。毎日ずっと続けても安心なお薬です。 いろいろな種類のものがあります。 主治医の先生とよく相談して、お子さんのお肌にぴったりで、ママが塗ってあげやすいものを処方していただきましょう。 塗るタイミングは @入浴後15分以内・・・これがいちばん大切 A朝着替え時 B夕方帰宅時 保湿剤の使用以外に、お肌を健やかに保つアドバイスを5つ。 @清潔第一 汗・汚れは、ぬるめのシャワーですぐに優しく洗い落としましょう。 Aお肌をこすらない きれいにしようとするあまりウエットティッシュで何度も拭いたり、ごしごし洗ったりしないこと。摩擦はバリアーを破壊します。 B熱いシャワー・熱いお風呂は避ける 皮膚温が上昇してかゆみを誘発します。ぬるめのお湯で。 C衣服 直接肌に触れるものは、ちくちく・ごわごわする肌触りの悪いものは避ける。 毛糸のセーターなどは、綿のシャツブラウスなどの上に着せる。 タイツなど肌に密着するものはできるだけ避ける。 タックは購入時に取り外す。 縫い目がちくちくするときは裏返して着せるのも一法。 D洗剤・柔軟剤 できれば天然材料の洗濯石けんをいったんお湯でよく溶かして使用。 洗剤量は最小限に。 すすぎをしっかり。 柔軟剤はできれば使用しない。 かゆかゆ症状は、お子さまにとってもかなりのストレス。 保湿ケアをしっかりしてあげて、健やかな毎日を。 |
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