このコーナーではお母さまの子育てに役立つ情報を、主に「病気」「食事」「生活」の分野から
ご紹介していきたいと思います。
お母さまの広場
お子さまのすてきな1日のために、充実した朝時間づくりを | |
2012-08-04 更新 | |
お子さまの1日の時間をしっかり管理できる夏休み、この期間は、元気な体作りに役立つ生活習慣を身につけるのにとっても良い機会です。 1日のスタートは朝。 すてきな1日のためには充実した朝時間を過ごさせてあげましょう。 @朝起きたらカーテンをしっかり開け朝の光をめいっぱい取り込みましょう 体の時計は朝の光を網膜に感じることでリセットされます。 朝はカーテンをしっかり開け、めいっぱい明るく。 また朝の清々しい空気をいっぱい取り込んでしっかり換気を。 秋になってちょっと寒くなっても、この朝の換気を続けましょう。 そうすることで、冷たい刺激に体を慣らすことができ、カゼを引きにくくなりますよ。 A朝のシャワーがおすすめ 夜お風呂に入っても、夜間は汗もかきますしお布団のほこりもお肌についてしまいます。 朝起きたらすぐにお風呂場に直行させ、シャワーを浴びさせてあげましょう。 夜しっかり石けんで洗っていれば、朝はお湯で流すだけでOK。 夏場なら最初はお湯で、引き続いてぬるま水程度に水温を下げてシャワーしましょう。 汗を流して何よりのあせも予防になります。 また朝シャワーでお目々もぱっちり。 朝のエンジンがかかりにくいお子さん(起立性調節障害傾向のあるお子さん)も、朝のスタートに勢いがつきますよ。 寒い季節になっても、この習慣を続けることで、カゼを引きにくい元気な体力が身に付きます。 ぜひおすすめです。 B朝は和食で パンはいったん粉にしたでんぷんを使っているので、消化吸収が良い反面、すぐに血糖値も低下します。 これに比べ、粒のでんぷんであるお米のご飯は、血糖値の上昇下降がゆるやかで安定します。 そのことで、情緒の安定したお子さんになり、根気づよく課題に取り組めるようになります。 また朝の適度な塩分は元気の源です。 ご飯とお味噌汁を基本に、朝は和食でスタートさせてあげましょう。 Cおトイレタイムもしっかり確保 朝のおトイレは、落ち着いた学校生活のために大変重要です。 朝ごはんを食べてしばらくしてから腸にも号令がかかり便意が引き起こされます。 朝起き抜けに冷たいレモン水を小さなコップに1杯飲ませ、しっかり朝食をとらせましょう。 学校/保育園に出かけるまでに1時間くらい時間があるように逆算して朝食時間を決めましょう。 また朝のお通じのためには、前日夜のお食事の食物繊維の摂取も大切。 実だくさんのみそ汁は必ず飲ませましょう。 おやつに枝豆、トウモロコシ、トマトなど、新鮮な夏野菜もたっぷり摂らせてあげましょう。 新学期までにサイクルが決まるとベストですね。 D充実した朝時間のために、望ましい夜時間を過ごさせましょう 元気に朝スタートできるためには、前夜の過ごし方が大切です。 夕食後すぐに寝ると良質な睡眠がとれません。 遅くとも寝る2時間前までに夕食を済ませましょう。 その後のおやつや夜食は御法度。 フルーツ程度にしておきましょう。 そうすることで、朝の適度な空腹を作ることができ、おいしく朝ごはんをいただけます。 こどもは「起こさなくても起きる」ことが十分な睡眠の目安です。 幼児はできれば8時半、遅くとも9時、学童はできれば9時、遅くとも9時半に眠りにつけるように段取りさせましょう。 充実した朝時間の習慣をぜひ夏休みにつけさせてあげましょう。 |
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