このコーナーではお母さまの子育てに役立つ情報を、主に「病気」「食事」「生活」の分野から
ご紹介していきたいと思います。
お母さまの広場
おうちでできる食中毒予防 | |
2013-08-03 更新 | |
食中毒というと、飲食店での食事が原因と思われがちですが、毎日食べている家庭の食事でも発生しています。 普段、当たり前にしていることが、思わぬ食中毒を引き起こすことがあるのです。 家庭での発生では症状が軽かったり、発症する人が1人や2人のことが多いことから風邪や寝冷えなどと思われがちで、食中毒とは気づかれず、重症化することもあります。 家庭での食事作りでの食中毒予防のポイントをチェックしてみましょう。 <おもな原因菌とおもな感染源> カンピロバクター;肉類 サルモネラ;鶏肉などの肉類、卵およびその加工品(ケーキ/ムースなどの洋菓子) 腸炎ビブリオ;生の魚介類 ブドウ球菌;調理者の手指の化膿巣 病原性大腸菌;肉、加工食肉製品、生野菜、井戸水、水耕野菜 <予防> @食品の購入 新鮮なものを、消費期限を確認して。 肉や魚の汁が他に付かないように、ビニール袋などに入れて持ち帰る。 傷みやすいものは最後に買って、まっすぐ帰宅。 A食品の保存 帰宅後すぐに冷蔵・冷凍。 冷蔵庫は満タンに詰め込まない、7割程度まで。 冷蔵10℃以下、冷凍は-15℃以下。 肉・魚の汁が他に付かないように保存。 B下準備・後片付け ごみは調理後すぐに捨てる。 タオル・ふきんをこまめに交換。できれば1日3回、食事の準備ごとに。 こまめな手洗い:生の肉、魚、卵を取り扱う前後は石けんでしっかりと手を洗い流水で十分に洗い流す。 途中で動物 に触ったり、トイレに行ったり、おむつを交換したり、鼻をかんだりした後の手洗いも大切。 手に傷があるときは調理しない。 包丁、まな板、ふきん、スポンジなどは、使った後すぐに、洗剤と流水で良く洗う。 漂白剤に1晩つけ込む、熱湯をかける、煮沸するなど消毒を徹底。 C調理中 包丁やまな板は、肉用、魚用、野菜用と別々にそろえて、使い分ける。 生の肉・魚を取り扱った箸で調理済みの料理をつかまない。 焼き肉では、生肉用と焼き上がり用の箸を確実に分ける。 生で食べるサラダなどはできれば最初に作って冷蔵庫で保管。 やむを得ず先に肉や魚の調理を行うときは、その後の調理器具を完全に熱湯などで消毒、手洗いも念入りに。 生の肉・魚の汁が果物やサラダなど生で食べる物や調理の済んだ食品にかからないように充分気をつける。 冷凍食品は室温解凍せず、使う分だけ電子レンジで完全に解凍。凍結解凍の繰り返しはしない。 <ポイント> 食べる分だけ作ってすぐ食べましょう。冷蔵庫を過信しないように。 肉・魚・卵の調理は慎重に。特に生で食べるものを汚染しないよう注意。調理器具・手指の清潔を心がけましょう。 真夏の時期は、危険性のあるメニューは避けたほうが安心です。 同じものを食べても、体力の弱いお子さまだけが発症することもよくあります。 夏場は、刺身、生卵などは、避けた方が安全です。 焼き肉は、しっかり加熱して生肉とは別のお箸で取りましょう。 ムースや生ケーキは、信頼のできるお店で購入して、すぐに食べ切るようにしましょう。 安全においしく食べて夏を乗り切りましょう。 |
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