このコーナーではお母さまの子育てに役立つ情報を、主に「病気」「食事」「生活」の分野から
ご紹介していきたいと思います。
お母さまの広場
お子さまの脳と体を活発にするおすすめ朝ごはんメニュー | |
2011-10-22 更新 | |
朝食は1日の元気なスタートのためにとっても大切です。 朝食を食べないお子さんは、疲れやすく、下痢、腹痛、頭痛などの体の不調を訴えることが多くなります。 目覚めて間もない朝は、体温や血糖値が1日の中で最も低く、朝食を摂らずに登園/登校すると、脳や筋肉、内蔵などがまだ休眠状態、勉強も運動も身が入りません。 体温や血糖が上昇させる朝のウォームアップは、朝食を摂ることでスイッチが入ります。 食事を摂ることで体温が上昇することを「食事誘発性体熱産生」といいますが、この反応を1番高める栄養素はタンパク質。 糖質の3倍、脂肪の5倍とされています。 したがってウォームアップ効果を高めるには、卵、肉、魚、乳製品、豆類などのタンパク質をしっかり摂ることが大切です。 血糖値を高める栄養素はもちろん糖質です。 この糖質には、ご飯のような粒食と、パン、うどん、パスタのような粉食があります。 粒食は粉食より血糖の上昇がゆるやかで腹持ちがよく消化がゆっくり進むので、粉食より長い時間血糖値が維持できます。 したがって朝ごはんの主食としてはご飯がおすすめです。 以上から考えられるおすすめの朝食メニューは、ご飯を主食にして卵、魚、納豆などの豆製品などのタンパク質をバランスよく組み合わせたものです。 また、食事誘発性体熱産生は、温かいものを摂ることでもちろん高まりますので、実だくさんの温かいお味噌汁を添えることもお忘れなく。 また、せっかく作った朝食も、お子さんに食べてもらえなければ何にもなりません。 朝おいしくご飯をいただくためには、 @寝る前2時間より前に夕食を終える A夕食後は夜食はさせないで、果物程度に B朝起き抜けに、無糖のレモン水などをコップ半分くらい摂らせて、胃袋を目覚まし C朝食前にちょっとお手伝いなどさせておなかを空かせる などの工夫も有効です。 元気に朝ごはん、充実の1日を! |
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