このコーナーではお母さまの子育てに役立つ情報を、主に「病気」「食事」「生活」の分野から
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お母さまの広場
インフル予防「手洗い・うがい・歯磨き・マスク編」 | |
2009-08-23 更新 | |
新型インフルエンザの大流行が迫りつつあるようです。 インフルエンザ予防のためのアドバイスです。 今回は「手洗い・うがい・歯磨き・マスク編」です。 まず大前提として、ワクチンは早めがおすすめです。 残念ながら新型のワクチンはまだ供給されていません。季節性の分だけでも早めにすませておきましょう。 新型ワクチンについての情報は、わかり次第ホームページと携帯サイトでお知らせします。 1)手洗い 流水で30秒洗いましょう。 流行期には咳やくしゃみで飛んだウイルスがそこら中についています。 それを触った手で鼻や口や目などをこすったりするとそこの粘膜からウイルスが侵入します。 手洗いをしっかりして手に付着したウイルスを取り除きましょう。 2)うがい いきなりノドをガラガラっとやるのではなく、先に口の中をゆすいで菌を取り除いてから、 ノドをごろごろうがいできれいにしましょう。 うがいで口の中のウイルスをしっかり取り去ることは無理ですが、ゴロゴロとしっかりうがいをすることで喉の血行が盛んになり、ばい菌を排除する免疫力も高まるといわれています。 うがいは特別なうがい液でなくても大丈夫です。 ぬるい出がらしの緑茶などであれば含まれるカテキンのはたらきで、一層効果的です。 3)歯磨き ウイルスはのどに付着しただけでは身体の中に浸入できません。 歯垢などにたくさん含まれる細菌が産生する「プロテアーゼ」という酵素で処理されて初めて身体の細胞の中に浸入することができます。 そこでウイルスが増殖を始めてインフルエンザが発症します。 ですからこのプロテアーゼの量を減らすために歯ブラシをしっかりして歯垢(虫歯菌)をできるだけ減らすことがインフルエンザの予防にもなります! 歯と歯茎の間に歯ブラシが直角に当たるようにして、小刻みに動かして磨きましょう。 舌にも菌がたくさん付いています。 奥から手前へ優しく磨くことで、菌を取り除くことができます。 4)マスク ウイルスの侵入を防ぐことは難しいですが、マスクをしていると自分の手で鼻をこするしぐさが少なくなり、鼻粘膜からのウイルスの侵入を減らすことができます。 また吸い込む空気が適度に加温加湿されるため、気管支を守る力がアップします。 人に風邪をうつさないためにも、風邪をひいたときは必ずマスクをするようにしましょう。 外出して帰宅した後は、体にインフルエンザのウイルスが付いているものと考え、玄関の外でマスクをはずして捨てるようにします。 これはウイルスを家の中に持ち込まないようにするために大切です。 マスクはガーゼのものではなく、不織布を使ったサージカルマスクがおすすめです。 さらに完全を期すためには、目の粘膜からのウイルスの侵入を防ぐため、ゴーグルの着用がすすめられています。 まずは、できるところからインフル予防! |
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