このコーナーではお母さまの子育てに役立つ情報を、主に「病気」「食事」「生活」の分野から
ご紹介していきたいと思います。
お母さまの広場
早起きリズムは元気の源 | |
2009-03-26 更新 | |
人間は昼行性の生物ですので、日中は目覚めて活動し、夜間は眠って疲れをとります。この1日のリズムは脳内の体内時計やメラトニンなどの睡眠物質によって調節されています。良質な睡眠は、体と脳の疲労回復だけでなく、病気に対する抵抗力を強めたり、成長ホルモンの分泌を促すなど、お子さんのすこやかな成長のために不可欠です。 ところが社会全体が夜型になってきている今日、子どもの生活リズムがおとなに引きずられ、乱れてきていることが懸念されています。睡眠は単にその長さだけで評価するのでなく、就寝時刻も重要です。就寝時刻の遅い幼児では、言語理解の遅れやキレやすいなどの心の問題も多く見られます。保育園入園前のお子さんでも夜更かしの朝寝坊は心身のすこやかな成長を妨げます。 眠くないのに眠ることはできません。寝付きを良くして良質の睡眠をとらせるには以下のことに注意してください。 1)朝は起床時刻をほぼ一定にし、起床30分前にカーテンを開けて朝日をとりいれて明るくする。これがとっても大切。前夜、夜泣きなどで睡眠不足と思っても長寝をさせない。 2)中高生では朝食前のシャワーも有効。 3)朝食はしっかり食べさせる。 4)午前中はしっかりからだを使って遊ばせる。 5)昼寝は遅くとも3時半には起こす。 6)就寝4時間前以降は、コーヒー、チョコレートなどカフェインを含んだものは与えない。 7)夕食後は刺激の強いテレビ・ビデオで興奮させないようにする。 8)風呂は適温で 9)就寝前にはできるだけしかったりしてストレスを与えないようにする。 10)寝室は暗く静かに。適温に保つ。寝室を罰を与える部屋に使わない。 望ましい夜間の睡眠時間は、 幼児:10時間 小学校低学年:9.5時間 小学校高学年:9時間 中学生:8時間 高校生:7時間 ご家族の生活サイクルにもよりますが、家族が夜更かしをしていると、お子さんも就寝する気になれません。お子さんの起床時刻を6時から7時に設定し逆算して就寝時刻を決め、なるべくご家族もお子さんのリズムに合わせてあげましょう。みんなで早起き、家族そろってしっかり朝食を! |
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