このコーナーではお母さまの子育てに役立つ情報を、主に「病気」「食事」「生活」の分野から
ご紹介していきたいと思います。
お母さまの広場
叱り方のコツ〜良好な親子関係のために〜 | |
2011-12-25 更新 | |
今年も残り少なくなりました。 お子さんとの1年は、どんな1年でしたか? 「私が注意しても言うことをぜんぜん聞かない!」と、ストレスの多い1年だったママも多いはず。 所詮こどもは、こっちの思った通りには動かない生き物。 最低限の安全の確保はしっかり押さえて、あとはこどものやりたいようにさせるのが基本ですが、今回はお子さまにメッセージを伝えるときのアドバイス、叱り方のこつをお伝えします。 @まず、こどもを落ち着かせる。 キャーキャー暴れ回っているときに、どんなにママが大声で注意しても全く効果ありません。 まずはしっかり子どもを止めてお子さんの目線にママも降り、しっかり目を見つめてから伝えましょう。 A人格でなく行為を叱る 「お友達のものをいきなり取るなんて、ほんとうにあんたはだめな子ね」というスタンスでは、子どもは素直に心を開きません。 「お友達のものをいきなり取るのは良くないね。『貸して』ってお願いしようね」とアドバイス。 Bまず、受容 たとえばいらいらしてお友達を殴ってしまったとします。 「いつもの○○ちゃんらしくないね。きっととっても悔しかったんだね。ママは、その気持ちよくわかるよ。」と、まずお子さんのつらさを受け止めてあげましょう。 C理由を伝える きまりには理由があります。 そこを押さえることでこどもも納得します。 「つぎに使いやすいように、きちんとお片づけをしようね」とアドバイスすればお子さまも納得です。 D禁止より提案を 「廊下を走らない」と禁止するより「廊下は歩きましょう」と提案。 Eお子さんを素直にする魔法のひとこと 「ママは○○くんを信頼しているよ。今度はきっとできるよ。」 「人のものをいきなり取るなんて、そんな○○ちゃん、ママは悲しいよ。」 「急に道路に飛び出したりして、ママはとっても心配」 など、「ママは・・・」と、ママ自身を主語にして、ママの気持ちを素直に伝えることで、お子さまの心にも、じぃ〜〜んと響きます。 こどもは何度も失敗して大きくなります。 一度の注意で直らないことが当たり前です。 大好きなママのいい子になりたい、いっぱいほめてもらいたいというお子さんの気持ちが、ステップアップの原動力。 お子さんの日々の小さな進歩をたくさん見つけて、声がけしてあげることが、良好な親子関係の第一歩です。 すてきなクリスマスをお過ごし下さい。 |
バックナンバー