このコーナーではお母さまの子育てに役立つ情報を、主に「病気」「食事」「生活」の分野から
ご紹介していきたいと思います。
お母さまの広場
お子さまの快便のための3つの「うんち力」 | |
2013-07-20 更新 | |
最近暑くなってからか、便秘で受診するお子さんが目立ちます。 こどもの生活の「基本4快」には快眠快食快便快動があります。 排便もこどもたちのとっても大切な快の1つです。 今回はこどもの快便について考えます。 朝、お子さんが黄金色の元気な「きらきらうんち」をしてくれれば、ママも安心です。 朝のうちに出るべきものがきちんと出ていれば、お子さんたちも学校/園生活に安心して集中できます。 腹痛を訴える頻度も、快便であれば激減します。 お子さまの快便のための3つの「うんち力」(作る・育てる・出す)が提唱されています。 @うんちを「作る」 うんちの材料になる食物繊維をしっかり摂らせましょう。 パン麺よりごはん、できればちょっと胚芽米などを混ぜて。 必ず朝夕、実だくさんのみそ汁を。 最低これだけでも、かなりの繊維分が摂取できます。 おやつは、砂糖や油を使ったおかしはストップ。 季節の野菜、果物を。今なら、トウモロコシ、枝豆、トマトなど、おいしい夏野菜がおすすめです。 それと食事といっしょに麦茶など水分を。 食事の繊維が水分を含んで、便の硬さを調節してくれます。 Aうんちを「育てる」 悪玉菌が少なく、善玉菌たっぷりの良い腸内細菌環境を、おなかに作り上げること。 ヨーグルト、納豆、味噌、こうじなどを積極的に取り入れて、善玉菌をたっぷり供給しましょう。 朝晩フルーツのヨーグルト和え、朝食には納豆、できればここに青菜のおひたしを細かく切って混ぜてあげましょう。 味噌も微生物のかたまり、おやつに味噌おにぎりはいかがですか。 季節の野菜で簡単に塩こうじ漬けを作って一品プラス。 砂糖は悪玉菌を増やします。代わりに、善玉菌のえさになるオリゴ糖を使いましょう。 シロップ状のものがスーパーに売ってます。 お料理用にも使えて便利です。 Bうんちを「出す」 もよおしたときの息む力も大切です。 ラジオ体操など全身をくまなく使う運動を毎日続けましょう。 夏休みのラジオ体操は積極的に。 腹筋運動、ウォーキングなどで、息みに関わる運動をできるだけ取り入れましょう。 また、うんちはおしっこと違い、タイミングが大切。 学校や保育園では、なかなか難しいですが、トイレに行くことは恥ずかしくないという雰囲気作りも大切です。 トイレが臭い、汚い、暗いなど、こどもにとっていやな場所であると、ついついがまんの癖がついてしまいます。 家庭や学校のトイレの環境整備も、こどもの周りの大人の大切な仕事です。 朝のキラキラうんちは、お子さまの充実した1日作りのためにとても大切。 こどもの4快のひとつ「快便」を確立して、毎日をベストコンディションに! |
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