このコーナーではお母さまの子育てに役立つ情報を、主に「病気」「食事」「生活」の分野から
ご紹介していきたいと思います。
お母さまの広場
風邪気味のときのお食事アドバイス | |
2014-02-23 更新 | |
インフルエンザの流行が続いています。 今回は、お子さまが病気の時、とくに発熱時(胃腸炎以外)のおうちでの対応のうち、主にお食事についてのアドバイスです。 カゼ気味のときのケアの基本は、もちろん栄養、保温、安静です。 ひき初めは、いつもより暖かい温度設定で、しっかり加湿します。 加湿器がなければ、お部屋にお洗濯物を干しましょう。 ぬれタオルを下げておくだけでも効果があります。 そして安静。静かなお部屋でいつもよりたくさんお昼寝させ、夜はできるだけ早く寝かせましょう。 たくさん睡眠をとることで、ウイルスや細菌と戦う免疫力がアップします。 次に今回の主題、お食事ですが、栄養面では、基礎体力をつけ、免疫をアップし、体を温めるためにタンパク質、免疫を高めるビタミンC、のどや鼻の粘膜を強くするビタミンAなどを積極的に摂らせます。 お熱のあるときにはいつもよりぐっと水分が消費されるので、水分摂取もとても大切です。 消化/吸収に手間取るため、脂肪や食物繊維は控えめにします。 病気で胃腸が弱りがちのときは、日頃何ともない食品でも、蕁麻疹を誘発してしまうこともあります。 刺身などの生ものは控えましょう。 以前アレルギーを持っていた食材は、今は食べることができるようになっていても、体調の悪い時はまた症状が出ることもあります。 過去に明らかなアレルギーがあった食材は、控えておいた方が安全です。 これまでに食べたことがないものは、体調が悪いときに「お初挑戦」しないようにしましょう。 <お風邪の時の食材選びのポイント> 食物アレルギーのあるお子さんは、いつも以上に誤食に気をつけましょう! 以下のメニューも、食物アレルギーがある場合はもちろん控えて下さい。 @主食:消化の早いおかゆ、おじや、うどんなどがおすすめです。 ビタミンB、Eなどを付加した強化米を利用もgood。 体調の悪い時は日本ソバは控えましょう。 *たとえば・・卵雑炊、煮込みうどん、 Aおかず:卵、白身魚、鶏ささみなど、栄養価の高くて脂肪分の少ないタンパク質がおすすめです。 体調の悪い時はいつも以上に完全に加熱することを心がけましょう。 *たとえば・・茶碗蒸し、卵豆腐、ヒラメの煮付け、おじやに細かく裂いたささみ、鶏ひき肉のミートボール Bからだを温める食材の積極的活用:ネギ、タマネギ、ニンニク、ショウガ、ニラなどの香りの野菜は、からだを効果的に温めるので、カゼの引きがけには特におすすめです。 大人なら唐辛子も同様の効果があります。 *たとえば・・卵雑炊にネギやニラを入れる、生姜湯、タマネギとじゃがいもの味噌汁、ネギと豆腐の味噌汁 C水分:ジュース、お茶でこまめに水分補給。 冷たい飲み物は体力を消耗するので、できるだけ温かいものを。 室温以下では与えないようにしましょう。 *たとえば・・・温かい番茶に梅干しを崩し入れる、市販の100%ジュースやポカリスエットをポットのお湯で少し温める、ニンジンを含んだ野菜ジュースはビタミンAの補給に効果的。温かい味噌汁は何よりの水分補給です。 Dデザート、果物:病気の時ほど果物がおいしく感じられることはありませんね。 ビタミンC補給のためにも、毎食お子さんの大好きな果物を。 今の季節、イチゴ、柑橘類などなど、おいしい果物がたくさんありますね。 ちょっと奮発してあげましょう。 食べさせる時は、冷蔵庫から出したてではなく、室温に戻してから。 時には目先を変えて、煮リンゴにしたり、ミキサーでジュースにしたり、食べやすい果物の缶詰を活用したりと、楽しいお食事タイムを演出してあげましょう。 病気の時のお食事ほどお子さんの思い出になるものはありません。 お子さまの気持ちも病気で沈みがち、楽しいメニューで心も体も応援してあげましょう。 |
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