このコーナーではお母さまの子育てに役立つ情報を、主に「病気」「食事」「生活」の分野から
ご紹介していきたいと思います。
お母さまの広場
お子さまの野菜不足を解消しましょう! | |
2011-11-12 更新 | |
お子さまの嫌いな食材の筆頭は何といっても野菜。 ピーマン、人参など特有の香りを持つ野菜はもちろん、お子さんによっては、ほとんどすべての野菜の噛みごたえに抵抗感を持つお子さんも多いようです。 野菜不足はお子さまだけの問題ではありません。 厚労省は、生活習慣病を予防するための野菜接種量として、成人で1日350gを推奨していますが、現状は成人で約300g、学童で240gという結果が出ており、大人も子どもも野菜不足の状態にあります。 野菜の栄養学的意義は、ビタミン、ミネラル、食物繊維の供給源としての役割ということになります。 <野菜に含まれる栄養素の働き> @食物繊維; 腸の働きを活発にしてお通じを促す。 血液のコレステロールを正常に保つ。 血糖の急激な上昇を抑えて安定した血糖値の維持を助ける。 Aカリウム;高血圧を予防 Bカルシウム;骨粗鬆症の予防、ストレスの解消 C鉄;貧血予防 DビタミンD;カルシウムの吸収を助ける EビタミンK;カルシウムの骨への取り込みを助ける Fがん予防;カロチノイド、葉酸、ビタミンC、フラボノイド、イソチオシアネート、食物繊維 <野菜を効率的に摂るポイント> @朝食を必ずとり、朝食でも野菜を欠かさず食べる。 A外食では、できるだけ野菜つきの定食メニューを選び、サイドサラダや煮物もしっかり食べる。丼もの、麺類はできるだけ控える。 B野菜の調理法を工夫; 煮る、炒める・・・ビタミンB1、Cなどが失われやすいというデメリットはありますが、生よりたくさんの野菜を食べることができるので、ミネラルや食物繊維などをしっかりとることができ、メリットのほうが大きい。 油とともに・・・緑黄色野菜に含まれるカロテンなどの脂溶性ビタミンは、炒めるなど油とともに調理することで体内への吸収がアップ。 蒸す・・・ビタミンCなどの損失が少なく、野菜中の酵素をじっくり活性化して野菜中の糖分を増すので、野菜本来の甘みをアップしておいしく食べられる。 C1日に5〜7種以上の野菜を摂る 緑黄色野菜(ほうれんそう、しゅんぎく、こまつな、ブロッコリー、にんじん、トマト、ピーマン、かぼちゃなど)と、淡色野菜(タマネギ、れんこん、はくさい、キャベツ、だいこん、きゅうりなど)を組み合わせ、バランスよく。 D時間がない時は野菜ジュースも活用 果汁の混合比率の少ないもの、砂糖や蜂蜜など糖分を加えていないものを選ぶ。 E献立に困ったら、野菜たっぷりの鍋物を! F冷凍野菜も常備 毎食完璧とはなかなかいきませんが、1日の単位で大まかでもよいので心がけましょう。 朝晩に具だくさんのみそ汁を必ず摂るだけでも、かなりの野菜が食べられます。 買い置きジュースは、オレンジやリンゴではなく、にんじんやトマトを選びましょう。 毎日のちょっとした積み重ねが、元気な毎日をサポートします! |
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