このコーナーではお母さまの子育てに役立つ情報を、主に「病気」「食事」「生活」の分野から
ご紹介していきたいと思います。
お母さまの広場
ママへのエール 魔法のことば | |
2010-12-11 更新 | |
今年も残り少なくなりました。 今年1年、どんな年でしたか。 いろいろな出来事が走馬灯のように脳裏を巡ることでしょう。 育児は待ったなしの真剣勝負。 お忙しい毎日の中で、どうしてうちばかりこうもうまくいかないのかしら、病気ばかりするのかしらと、落ち込んだ日もあったかもしれません。 育児テキスト通りにすべて進むお子さんなんて1人もいません。 あくまで本に書いてあることは平均値。 ひとりひとりのお子さんはみんなかけがえのない個性を持っています。 お子さんのあるがままをまるごと受け入れて、お子さんと瞳を合わせてほほえんであげましょう。 赤ちゃんが初めての一歩を踏み出そうとする原動力は、その一歩を心から喜んでくれる周りからの愛情と、うまくいかなくてたとえ転んでも受けとめてもらえるという周りへの信頼です。 まだ言葉を理解できないうまれたばかりの赤ちゃんでも、自分は周りから大切に思われ愛されているということは敏感に感じ取ることができます。 お子さんと瞳を合わせて「○○ちゃん、だーいすき!良い子ね!がんばったね!」と言葉に出して愛情をいっぱい表現してあげてください。 病気という事態は、もちろんできれば避けたい出来事。 しかしそれを家族全員力を合わせて乗り越え克服した時、パパ、ママ、お子さんの絆は、いっそう輝きを増しているはずです。 また、「ぼくが病気の時、ママはとってもおいしいうどんを作ってくれて、いっしょに寝て本を読んでくれた。僕はとってもママにとって大切な宝物なんだ」 きっと幼心にそんなかけがえのない思い出が残ることでしょう。 そして、自分は大切に思われているというこの感情は、その後のお子さんの心身の健やかな成長の何よりの栄養剤として、すばらしい働きをします。 子育ては思い通りに行かないことの連続です。 そのとき一見マイナスのように見えるものの中にプラスの要素を見いだしていく、その作業の積み重ねの中で、子育てを通してしか得ることのできない大きな宝物がきっとパパやママにもプレゼントされることと思います。 最後に画家であり絵本作家でもいらっしゃる葉祥明さんの絵本のあとがきの一節を引用させていただきます。 「あなたの子どもは、あなたを選んで、生まれてきました。」 子育てにつまずいたとき、このことばを3回心の中で唱えてみてください。 きっと、もうひとがんばりの力が湧いてくると思います。 すてきなクリスマスになりますように! |
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