このコーナーではお母さまの子育てに役立つ情報を、主に「病気」「食事」「生活」の分野から
ご紹介していきたいと思います。
お母さまの広場
お子さまの眠り Q&A | |
2014-01-05 更新 | |
新年おめでとうございます。 こどもの森は今年もお子さまの健やかなご成長のために精一杯がんばります。 どうぞよろしくお願い致します。 「早寝早起きしっかり睡眠」が、お子さんの健やかな生活に大切なことは、以前にもこのメールでお伝えしました。 今回は、お子さまと眠りについてよくお受けする質問について、私なりのお答えをまとめてみました。 @遅く寝た日の翌朝は、ゆっくり寝かせてあげたほうがいいですか? お答えはNoです。 休日にお出かけして寝るのが遅くなったりすることがありますね。 そんな朝はゆっくり寝かせてあげたい、そう思いますよね。 しかし、小さなお子さんのいるご家庭では、起きる時間はいつもとほぼ同じにしてあげましょう。 生物のからだは、毎日ほぼ規則的ということが、とても大切です。 ところが人間の体内時計は25時間なので、朝寝坊は簡単にできてしまいます。 お休みの日に朝寝坊すると、そこからまたリズムが狂ってしまい、その夜いつも通りに寝付くことがとても難しくなります。 意識的にいつも同じリズムを維持し、睡眠時間の不足分は、昼寝で補いましょう。 ただし昼寝は遅くとも3時半には起こして下さい。 A明かりを消すと怖がるので、小さな電気はつけたまま寝かせてもいいですか? お答えはNoです。 安眠ホルモンともいわれるメラトニンは、夜暗くなったことに反応して脳の松果体から分泌されます。 明るいところでは分泌が抑えられてしまいます。 このホルモンは、抗酸化作用、性的早熟を抑える作用なども併せ持つ大切なホルモンです。 ですから、眠る時はお部屋はしっかりと暗くしましょう。 本などの読み聞かせをするときは弱めの明かりはつけてかまいません。 お子さんが寝入ったら、真っ暗にしてあげましょう。 B早寝にするとパパとの時間が取れないのですが・・・ パパもお忙しく、夜11時にご帰宅、それからお風呂入れをしてもらって、12時過ぎにおねんね、そういうご家庭も少なくないのではないでしょうか。 少なくないだけに、「よそもそうやっているから、うちも」とお考えになることもあるかもしれません。 でもこの生活パターンは絶対に止めましょう。 同じ10時間睡眠でも、8時就寝と、12時就寝では、からだにとってはまったく意味が違うこと、遅寝遅起きがいかに睡眠の質を劣化させ、成長に悪影響を及ぼすかについては、以前にもお伝えした通りです。 親子のふれあいも大切ですが、お子さまのからだが元気に育ってゆかなければ、本末転倒です。 パパとのふれあいは、朝時間や休日を利用するようにし、お子さんの生活リズムは最優先としてあげましょう。 日本は世界一のこども夜更かし大国といわれています。 心身ともに健やかな昼時間の確保のために、今年はお子さまの睡眠についてご家族で見直してみる年にしてみましょう。 |
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