このコーナーではお母さまの子育てに役立つ情報を、主に「病気」「食事」「生活」の分野から
ご紹介していきたいと思います。
お母さまの広場
お味噌汁のすすめ | |
2008-09-12 更新 | |
やっと朝晩も涼しくなってきました。いよいよ食欲の秋の到来です。新米もそろそろとれる頃、日本の食生活の基本を、「お味噌汁」を中心に少し考えてみましょう。 日本の伝統的な調味料である味噌には、私たちの健康に役立ついろんな成分が含まれています。 1)大豆の植物性タンパク質・・・動物性・植物性タンパク質をバランスよく摂りましょう。大豆のタンパク質にはコレステロールを下げ、血管弾力維持作用があります。 2)大豆に含まれるサポニン、レシチン・・・コレステロールを下げ動脈硬化を予防する働きがあります。 3)メラノイジン・・・大豆そのものにはもともと含まれてはいませんが、発酵熟成の過程でできるアミノ酸と糖が反応してできる物質です。活性酸素をの働きを抑えて、老化、がん、動脈硬化を予防する、血中のコレステロールを下げる、食後の急激な血糖の上昇を抑えて糖尿病に有効に働くなど、うれしい作用を持っています。そのほかにも、胃内で発ガン物質ができるのを抑える、胃内のピロリ菌の増殖を抑える、腸内の善玉菌を増やすなど、良い働きは数えきれません。 また、野菜を日常的にしっかり摂る手段としての役割も見逃せません。最近の日本人の野菜摂取量はアメリカ人よりも少ないといわれています。生ではたくさん食べられない野菜も、お味噌汁として食べればけっこうたくさん食べることができます。 一方、お味噌汁というと、「食塩の摂りすぎが心配」とお考えの方も多いと思います。しかしこのご心配は無用という実験結果がしっかり出ていますので、常識的な塩分濃度であれば全くご心配ありません。野菜たっぷりのお味噌汁であれば、野菜中のカリウムが塩分(ナトリウム)を排泄してくれるのでさらに安心です。 お子さんの朝は野菜たっぷりみそ汁とご飯を基本に、ヘルシー和風でのスタートがおすすめです。パパ、ママのメタボ対策にもばっちり有効です。ご一家まるごと元気になりましょう。 |
バックナンバー