このコーナーではお母さまの子育てに役立つ情報を、主に「病気」「食事」「生活」の分野から
ご紹介していきたいと思います。
お母さまの広場
お子さんに「ありがとう!」を伝えましょう! | |
2011-10-01 更新 | |
大人は子どもに「ありがとうは?」と、1日に何度となく求めます。 感謝の気持ちの表現の教育ということで、とっても大切なこと。 ところで、大人は子どもに「ありがとう!」を意外と言っていないのではないでしょうか。 今回は、大人が子どもに「ありがとう!」を伝えることの大切さを考えてみます。 「ありがとう」という言葉は、いうまでもなく人間関係の基本。 相手の存在を認めたという証のひとことです。 ところで、子どもの幸せな育ちに1番大切なことは、「自己肯定感」です。 「自己肯定感」とは「○○ができる」というような単なる自信とは違います。 どんなつらい、みじめな状況でも「ぼくはママの大切なたからものなんだ」と、胸を張ってゆるぎない自信を持てる安心感が自己肯定感です。 この自己肯定感こそが、こどもが生き生きと生きていく上で不可欠な感情です。 この大切な自信を日々の生活の中でこつこつと蓄えるチャンスが、「ありがとう、助かったよ。」という言葉がけです。 いつも子どもたちはママのいい子になりたくて、ほんとうはうずうずしています。 でも日々暮らしの中では、なかなかそうもいかない出来事が、次々と勃発します。 「どうせ僕なんて・・・」と、ちょっと落ち込むこともあるでしょう。 そんなときにはぜひお子さんにたくさん「ありがとう!」を言ってみてください。 簡単なお手伝いをお願いしてもいいでしょう。 または、保育園に送り出し際に、「○○くんがいるから、ママはいつも元気が出るよ、ありがとう!」と、ムギューをしてあげてもすてきです。 人間は言葉でコミュニケーションする動物です。 「そんなことは、口に出して言わなくてもわかってる」と照れずに、言葉に出して「ありがとう」を伝えましょう。 「自分の存在はママの役に立っている!」 「僕はママをいっぱい喜ばせてあげられるんだ!」 と、お子さんの心にどんどん元気が充電されることまちがいなしです。 しつけや教育もとっても大切。 でもお子さんが幸せに育つために1番大切なことは、「自分はかけがえのない存在なんだ」と、自分を肯定できる気持ちを育てていくことです。 そのためのキーワードが「ありがとう」という言葉がけ。 日々のお子さんとのやりとりの中で、「ありがとう」という言葉をどんどん使っていきましょう。 |
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