このコーナーではお母さまの子育てに役立つ情報を、主に「病気」「食事」「生活」の分野から
ご紹介していきたいと思います。
お母さまの広場
家族内にインフルを拡げないために | |
2013-01-26 更新 | |
インフルエンザが流行しています。 今回は、家族にインフルが発生した場合に、家族内にインフルを拡げない工夫についてお伝えします。 @患者さんを個室に移す 患者さんのいる部屋を一部屋に限定し、できる限り看護にあたる家族だけが出入りするようにしましょう。 一晩でもいっしょに寝ると、感染の危険が著しく高まります。 兄弟にうつらないように、パパ、ママが手分けしてそれぞれのお世話にあたりましょう。 なかなかそのようなお部屋が確保できない時は、元気なお子さんを、おじちゃん、おばあちゃんに預かってもらうのもひとつです。 A家族全員マスクをする 患者さんだけでなく、家族全員がマスクを。 マスクは鼻部分にワイアーが入っているものがおすすめ。 しっかり鼻部分のワイアーを折り曲げて鼻にフィットさせること。 また、患者さんのお世話をしたあとは、病室から出るときにマスクを外してビニール袋に入れて捨てましょう。 看護した後は、マスク表面にたくさんのウイルスがついているので、そのまま部屋を出るとかえって感染源になります。 Bむやみに鼻や唇や目を触らない それらの仕草で手についたウイルスが粘膜から侵入します。 この危険性はマスクをしていると著しく減少します。 Cぬるい緑茶でうがい 外から帰った時だけでなく、家の中にいる時も、こまめに緑茶でうがいしましょう。 緑茶うがいを数回した後、お茶も飲んで喉を潤し水分補給を。 また、口の中の細菌を減らすとインフルエンザの感染が1/10に減るといわれています。 歯磨き、舌磨きもしっかり行いましょう。 D手洗い、顔洗い 1日最低5回は、石けんをつけて流水で手指をしっかり洗いましょう。 できれば肘までしっかり洗って下さい。 アルコール消毒液をつけてこすりあわせるのもおすすめです。 特に鼻をかんだら、そのたびにしっかり手指を洗いましょう。 鼻をかむ時はティッシュは最低でも4枚は使わないと鼻汁のウイルスがティッシュを通過して手に付着してしまいます。 8枚使えば0%になると言われるので4枚のティッシュを折り返して使うのは良い方法です。 患者さんが鼻をかんだティッシュは、素手で触れないようにして下さい。 普通にゴミ箱に捨て乾燥するとウイルスが室内に舞い上がるので、ビニールに入れて捨てましょう。 顔にもウイルスがたくさん付着しています。 そのウイルスが目をこすったときに粘膜から侵入して感染することがあります。 できるだけときどき顔を洗いましょう。 E環境を整える 室温は22℃以上、湿度は55%以上に保ちましょう。 お部屋に洗濯物を干しておくもの加湿に効果的です。 ウイルス除去機能のある空気清浄機もおすすめです。 換気もこまめにして下さい。 F睡眠を充分にとる 接触即発症ではありません。 充分な体力が維持できれば発病しないで乗り切ることも充分可能です。 最低でも普段より1時間早く寝かせましょう。 G栄養価の高いものや免疫力の高まる物、からだの温まるたべものを食べさせる <カゼ予防効果のある食べ物> ●たんぱく質:基礎体力をつけ抵抗力を高める;魚介類・卵・肉類・卵・大豆製品・乳製品など ●ビタミンC:免疫力を高める;イチゴ、みかん、キウイフルーツ、ブロッコリー、ほうれん草、イモ類など ●ビタミンA:のどや鼻などの粘膜を保護する:ほうれん草、人参、カボチャなどの緑黄色野菜、うなぎ、チーズなど ●亜鉛:疲労回復、新陳代謝を活発にする、免疫機能を高める;カキなどの魚介類、赤身の肉類、レバー、豆、ナッツ類、大豆製品など <からだの温まる食事> ウィルスの侵入を防ぐには、外敵と戦う免疫機能を高めることが大切です。 身体が温まり、血液循環がよくなるほど高まります。 ●身体を温めるメニュー;鍋、雑炊、おじや、うどん、スープ、スープ煮など ●身体を温める食品;ねぎ、にら、にんにく、玉ねぎ、生姜、唐辛子など お熱が下がってもまだ感染力は残っています。 解熱後3日間は、厳重に予防対策を続けましょう。 解熱後7日間は、できるだけ予防対策を続けましょう。 |
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