このコーナーではお母さまの子育てに役立つ情報を、主に「病気」「食事」「生活」の分野から
ご紹介していきたいと思います。
お母さまの広場
食品中の化学物質にご用心! | |
2009-09-27 更新 | |
現代のこどもたちは、生まれたときから化学物質に囲まれた食生活を送っています。 農薬・ダイオキシンを始めとした化学物質はこどもたちの心身の発育に少なからぬ悪影響を及ぼします。 化学物質を完全に排除した生活を送ることは不可能ですが、毎日の暮らしの中で、体に取り込む化学物質を少しでも少なくする工夫をしていきましょう。 @野菜は下ごしらえをきちんとする・・ 表面に付着した農薬やダイオキシンなどの環境ホルモンが問題となります。 何度も水を換えて良く洗うこと。 茹でる場合はたっぷりのお湯でしっかり茹でてゆで汁を捨てましょう。 A魚介類は獲れる場所に注意・・ ひらめ・かれい・わかさぎ・さわらなど湾内や沿岸で獲れる近海ものは、海の汚染による環境ホルモンを多く含んでいます。 いか・たこなども同様です。たい・はまち・ぶりなど養殖ものは病気の発生を予防するために使われた抗生物質が残留しています。 食べるときは化学物質が溜まりやすい内臓・えら・頭を落としましょう。 貝類も注意が必要です。 きちんと砂抜きして湯通し・水洗いをきちんとしましょう。 いちばん安全なのは、かつお・あじ・さんま・さば・ぶりなどの回遊魚と、まぐろなどの遠海ものです。 日常的にはこれらの魚を偏りなく食べるようにしましょう。 B肉類は脂肪を避ける・・ 肉の生産には病気を防ぐための抗生物質や肉を柔らかくためのホルモン剤が使われています。 これらが残留しやすいのは脂肪の部分です。 脂肪分の少ない肉を選んだり調理の過程で脂肪部分を取り除きましょう。 茹でてアクをていねいにとるのも効果的です。 レバーはとても栄養価の高い食材ですが、一方有害な物質も集まります。 血抜きをしっかりして調理しましょう。 また牛乳より醤油につける方が化学物質を効果的に除去できます。 小さな工夫の積み重ねで、健やかな毎日を! |
バックナンバー