このコーナーではお母さまの子育てに役立つ情報を、主に「病気」「食事」「生活」の分野から
ご紹介していきたいと思います。
お母さまの広場
小児期からできる骨粗鬆症予防 | |
2009-03-30 更新 | |
小児期に骨を丈夫にしておくことは、高齢期の骨粗鬆症予防し骨折のリスクを減らすためにとても大切です。一生のうちでいちばん骨が丈夫(骨密度が高い)なのは20歳前後で、以後骨密度は低下してゆきます。小児期から20歳までにしっかりと骨密度を増やしておくことが骨折リスクの減少に有効です。 それに役立つ小児期のライフスタイルについてお話しします。 1)カルシウム;他の栄養素は摂取過剰な今日でも、カルシウムは不足がちです。牛乳、乳製品、干しえび、シシャモ、ワカサギ、豆腐、納豆、小松菜などにカルシウムが多く含まれます。乳製品は吸収率が高く有効です。魚介類はカルシウムの他に、マグネシウムやカリウムなどのミネラルを摂取できます。青菜は各種ビタミン、ミネラル、食物繊維も摂取できます。バランンスよく摂りましょう。 2)ビタミンD;小腸からのカルシウム・リンの吸収を促進させます。食物から摂取する他、皮膚で合成されます。サケ、ウナギ、サンマ、きくらげ、しいたけなどに多く含まれます。1日に両手のひら大の面積に約5分間の日光を浴びると最低限のビタミンDが確保されます。 3)タンパク質;骨の原料として重要なコラーゲン。材料としてのタンパク質はとても大切です。また、骨の形成を促す因子(IGF-1)はタンパク質の摂取で分泌が促進されます。成長期のお子さんにはタンパク質もしっかりとらせましょう。 4)ビタミンK;納豆にたくさん含まれ、骨を作る作用を促進します。 5)運動;固くて丈夫な骨を作るためには運動も大切。特にバレーボール、バスケットボール、縄跳びなど飛び上がる動きが多い運動がおすすめ。 骨を丈夫にする食事と適度な運動を心がけ、子どものうちから、健やかな老後の備えをしてあげましょう。 もちろんパパ、ママもごいっしょに。 |
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