このコーナーではお母さまの子育てに役立つ情報を、主に「病気」「食事」「生活」の分野から
ご紹介していきたいと思います。
お母さまの広場
保育園健診から 〜お役立ちアドバイス6つ〜 | |
2015-11-05 更新 | |
私が園医をしている保育園では、事前におうちのかたにアンケートをお願いしています。 そこにお寄せいただいたご質問から〜〜 @便秘 *朝は和食で、具だくさん味噌汁を *食事とともにまたは食後に、お茶/お湯/水を、小さな湯のみ1杯分くらい飲ませる。食事とともに摂った水分が効果的です。 *ヨーグルト/納豆/味噌/麹などの発酵食品を意識的に摂らせる。 *いっぱい体を動かして運動、小さな赤ちゃんでは、はいはいをしっかりさせる。 A肥満 *夕方帰宅後、夕食まではおやつは控え、お茶程度。夕食後の夜おやつは与えない。果物程度に。 *水ものでカロリーを摂らせない。水分は水かお茶。 *果物や牛乳も多すぎれば肥満のもと。適量を。 *パパが帰ってからの「付き合い夕食」で夕食2回になることは控える。 B離乳食をいやがるとき *赤ちゃんたちにとって、「おっぱい/ミルク」は、安らぐイベント。離乳食は「疲れるイベント」です。 どんなにおいしい離乳食でも、おっぱいには及びません。 「空腹は最高の調味料」、まずは空腹をしっかり作って、先に離乳食に挑戦。 その後「デザート」として、「補いおっぱい」を与えましょう。 C離乳食の開始は遅いほうがアレルギーの点からいいの? 早すぎも遅すぎもいけません。 満5ヶ月に入って、満6ヶ月が終わるまでの2ヶ月間の間で、赤ちゃんの体調の良いときにスタートを! 「適齢期」を守りましょう。 消化力の未熟なうちにいろいろ与える「フライング」は、もちろんダメですが、あまり遅いのも、体がアレルギーを起こさずに食品を受け入れる力=「免疫学的寛容」の成立を阻んでしまいます。 D落ち着きがないのですが・・・ こどもは所詮、そういうものです。 おうちでは、甘えも出てしまうので、なおさらかもしれません。 おうちでそのように見えても、保育園という集団生活で、「場をわきまえて」園生活になじみ、お友達など相手の出方を見ながらコミュニケーションをとれるようであれば、まったく心配はありません。 集団生活での育ちの効果はとても大きいですよ。 E皮膚がカサカサ、かゆがります 「女性とお子さま」は皮膚の油分などうるおい成分が少ないので、寒くなってくると特に乾燥します。 乾燥したお肌は「バリアー機能」が低下しているので、刺激に弱くなり炎症を起こしやすくなります。 保湿剤は長期に連用しても全く害がありません。 しっかり保湿して「かゆかゆ」を予防してあげましょう。 日々の子育てのご参考にしていただければうれしいです。 |
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