このコーナーではお母さまの子育てに役立つ情報を、主に「病気」「食事」「生活」の分野から
ご紹介していきたいと思います。
お母さまの広場
3次喫煙を防ぎましょう! | |
2012-05-12 更新 | |
喫煙者が吐き出す「呼出煙」や、タバコの火のついた部分から立ち上る紫煙、すなわち「副流煙」を、非喫煙者が吸い込むことを受動喫煙(2次喫煙)ということはご存知と思いますが、最近「3次喫煙」という用語がマスコミにも取り上げられるようになってきました。 3次喫煙とは、簡単にいうと「タバコ臭い空気を吸うこと」。 モクモクとしたたばこの煙を吸わなくても、タバコ臭い部屋にいるだけでも、また喫煙者の近くでその人の衣類からタバコ臭さを感じただけでも、その吸い込んだ空気には発ガン物質が含まれており、身体に悪影響があるということが最近明らかになってきました。 保育園児のお昼寝布団がタバコ臭いと感じた経験をお持ちの保母さんは多いそうです。 そのお昼寝布団が園に持ち込まれることで、同室の園児は3次喫煙の被害に遭っているわけです。 親御さんたちも、さすがにこどもがいる前で、もくもくとタバコをふかすことはないのでしょうが、こどもが寝静まってから一服ふかした煙のにおいが、こどもの持ち帰ったお昼寝布団に付着するわけです。 ですから、喫煙する親御さんは、こどもの近くはもちろん、こどもの道具や衣類の近くでも絶対に喫煙しないように徹底する必要があります。 では換気扇下での喫煙はどうでしょう? 夕食でカレーライスを作れば、どんなに換気扇を回しても家中にカレーの良い香りが広がりますね。 タバコだって同じこと。 一家のどこかで吸ってしまえば、たとえ換気扇下でも、その空気は家中に広がってしまうことが容易にご理解頂けると思います。 外での喫煙はどうでしょう? 屋外での喫煙の場合、こどもたちの受動喫煙(2次喫煙)はほぼ防げると思われますが、衣服や頭髪に付いたタバコ煙からの3次喫煙は防げません。 このように、どんなに注意しても、ご家族全員が完全に禁煙しない限り、お子さんをタバコの害から守ることは困難だということがおわかり頂けたと思います。 まだ禁煙されていないパパさん、ママさん、この際お子さんのためにがんばって完全禁煙に踏み切りましょう。 言い出しにくいかもしれませんが、おじいちゃん、おばあちゃんなど、ご親族の方にも禁煙をお願いしてみましょう。 |
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