このコーナーではお母さまの子育てに役立つ情報を、主に「病気」「食事」「生活」の分野から
ご紹介していきたいと思います。
お母さまの広場
今が大切、花粉症対策 | |
2010-03-20 更新 | |
花粉症といえば、毎年2〜4月に飛散するスギ花粉症が代表的です。 今年もすでにシーズンに突入しています。 花粉症もアレルギー疾患の1つ。 喘息・アトピーといった持病をお持ちのお子さんでは特に発症頻度が高いですが、毎年繰り返し花粉にさらされているうちにその花粉に対する敏感さが強まり、ある年突然発症するということもあります。 主な症状は、くしゃみ・鼻水・鼻づまり・目のかゆみです。 他にのどの痛み・皮膚のかゆみ・頭痛などを訴えるお子さんもいます。 治療は何事も早めが大切。 治療開始が遅くなって強い症状が長引いていると、粘膜の炎症がどんどん強まってしまいます。 いわば粘膜はひりひり状態。 さらに少ない刺激でも敏感に反応してしまいます。 症状が出始めたら早めに治療を開始しておきましょう。 そうすれば強くないお薬でも対応できることがほとんどです。 花粉を家に持ち込まない工夫も、お薬の治療と同じくらい大切です。 <花粉症の予防対策> @花粉情報をこまめにチェック。飛散量の多い日は窓を閉めましょう。開けるとしても風下側を。 A外出時はマスク・めがね・ゴーグル・帽子を。花粉の吸い込み・付着を減らしましょう。 B帰宅時は手洗い・うがい・顔洗いを。目を洗う市販の道具は、かえって目のまわりの皮膚についた花粉を結膜に付着させてしまいます。防腐剤の入らない使い切りタイプの人工涙液点眼がおすすめ。 C花粉を部屋まで持ち込まない。玄関先で衣類を着替えたり「ころころ」で花粉を取り除きましょう。 D洗濯物・布団は外に干さない。室内干しか乾燥機で。お布団は布団乾燥機を使用。 Eこまめに掃除。床をぬれ雑巾で拭くと効果的。 F鼻粘膜の乾燥を防ぐ。からから粘膜ではさらに敏感に。加湿器も使用してしっとりと。 G抵抗力をつけましょう。十分な睡眠と規則正しい生活で体力維持を。 H乳酸菌・ビフィズス菌を含む食品で元気な腸内細菌を増やす。ヨーグルトなどの定期的摂取の花粉症症状緩和効果が報告されています。 暖かな春の風とともに、うれしくない春の使者が・・・。 日々の対策で快適な毎日を。 |
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