このコーナーではお母さまの子育てに役立つ情報を、主に「病気」「食事」「生活」の分野から
ご紹介していきたいと思います。
お母さまの広場
和食が良いってよく聞くけれど、いったいどんなところが体にいいの? | |
2019-08-18 更新 | |
★今回のお役立ち情報としては、「和食」のおすすめです。 「和食は体にいい」 何となく、そういうイメージですよね。 なぜご飯を主食にした和食が体に良いのか、そこのところをご説明したいと思います。 @良い脂質を多く摂れる。 ご飯が主食の献立では、パン主食の洋食より、魚、大豆の登場が多くなります。 魚のDHA、大豆のレシチンは、ともに脳を育む油です。 これに対して、洋食ではマーガリンやマヨネーズなど、なるべく控えたい油が多く含まれます。 A報酬回路を「うまみ」にできる。 食べた時に、脳内にホルモンが分泌されて快楽を得る回路があり、これを「味覚の報酬回路」といいます。 この回路を刺戟する物質には「砂糖、油、うまみ」の3つがあります。 これらは、食べ続けると、脳が「もっと欲しい」と感じるようになるため、依存性が出てきます。 砂糖、油は、依存性ができてしまうと、肥満や生活習慣病の原因になります。 その点「うまみ」成分である和食のかつおなどのダシには、必須アミノ酸が多く含まれて、好ましい成分であるだけでなく、たくさん摂っても太りません。 成人されたお子さんが、ストレス解消に、甘いものやフライドチキンなどのこってり油ものに走るよりは、ダシの効いた味噌汁に癒されるほうが、長い人生ではメリットがめちゃ大きいです。 その好ましい味覚を感じる舌を作るのは、ママ次第です。 B発酵食品を多く摂れる。 日本の食生活は古来から発酵食品をたくさん取り入れてきました。 味噌、納豆、鰹節、ぬか漬けなどの漬物・・・ これらを日々少しずつ取り入れることは、腸内細菌をしっかり育て、何よりの「腸活」になります。 C栄養素の幅を広げやすい。 洋食の朝ごはんというと、トースト、ハムエッグ、生野菜サラダ、牛乳・・・そんなイメージが一般的です。 食材の幅もおのずとやや狭くなりがちです。 和食ですと、野菜、海藻、きのこ、イモ類など、いろいろなものが使えます。 具沢山のお味噌汁ならそれだけで、4〜5種類の具材が入れられます。 あとは簡単な魚や卵のメイン料理に、野菜やイモ類、きのこなどを用いて作り置きしておける常備菜や簡単漬物を添えれば、立派な和朝食が出来上がります。 D主食のGIを工夫次第で小さくできる。 白米100%で焚かずに、玄米や雑穀を加えて日々のご飯を炊けば、低GIな主食にすることができます。 白いパンのトーストにジャムやクリーム、チョコレートなど、甘いパンですと、猛烈にGIは跳ね上がってしまいます。 ★ところで私は毎朝、和食の朝ごはんです。 お味噌汁は、しっかりダシを取って、夜のうちに作ります。 木曜と日曜に作り置いたおかずを活用して、朝の時間がない時でもとっても簡単! ついでにお昼のお弁当も一緒に作ります。 そんなふうに、朝ごはんは超しっかり食べています。 お料理ど素人の私ですが、「食べ物作り」を楽しんでいま〜す。 |
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