このコーナーではお母さまの子育てに役立つ情報を、主に「病気」「食事」「生活」の分野から
ご紹介していきたいと思います。
お母さまの広場
お子さまの夏バテ予防 〜生活編〜〜 | |
2014-08-10 更新 | |
前回に続き、お子さまの夏バテ予防、今回は生活編です。 @早寝早起き、充分な睡眠、適度な昼寝も有効 夏休み中はついつい夜更かしの朝寝坊に陥りがち。 でも夏ばて予防には規則正しい生活がまず大切です。 朝は早起きして、夏休み中は、できれば毎日ラジオ体操に参加しましょう。 朝決まった時間に明るい日ざしを浴びさせることで、体内時計のリセットが完了。元気な1日の始まりです。 夜、眠くないのに眠らせることはできません。 早寝早起きの生活リズム作りは、まず「早起き」から。 ところで、同じ10時間睡眠でも、夜8時に寝て朝6時に起きるのと、夜12時に寝て朝10時に起きるのでは、睡眠の質が全然違います。 睡眠の質は、断然早寝がgoodです。 これは、成長ホルモンが、夜9時から11時にさかんに作られ、夜の10時から深夜の2時に一番分泌されるからです。 成長ホルモンはもちろん子どもたちの身長が伸びるために大切ですが、全年齢において、細胞を修復して疲労を回復させるために不可欠なホルモンなのです。 適度な昼寝も疲労回復に効果てきめんです。 しかし夜の睡眠にひびかないように、遅くとも午後3時には起こしましょう。 A室温調節/涼しく暮らす工夫 暑い外にいる間は、人間の体は体温を一定に保つために、血管を開き、汗をいっぱいかきます。 ところが、この状態で急に涼しい室内に入った場合、体を「涼しいモード」に変えなければなりません。 そのとき、自律神経が一生懸命働くのですが、これが何度も繰り返されると、自律神経も疲れてきて、やがては正常に機能しなくなります。 これが夏バテの大きな原因と言われています。 体にかかる負担をできるだけ小さくするために、室内外の気温差は5℃以内にしましょう。 夏の快適温度は25〜26℃ですが、外気が極端に暑い日は、もう少し高め、27℃くらいの設定でも良いと思います。 寝室の設定はやや高めの28℃程度にし、熱帯夜でなければ、タイマーオフを設定しましょう。 エアコンの風の向きには、くれぐれもご注意。 エアコンの風が直接体に当たると表面の熱が奪われ続けます。 体は体温を保つために、寝ている間じゅう自律神経をフル回転。 疲れがとれるどころか、どんどんたまってしまいます。 ですから、エアコンの風向 きは必ず上向きに。 また、湿度が低いと涼しく感じるので「冷房より除湿」を心がけましょう。 さらに風があると体表から熱が奪われて涼しく感じるので扇風機を併用するのもオススメです。 ただし必ず扇風機は首を振るようにしましょう。 全身を冷やさなくても、頭が冷えるとそれだけで涼しく感じます。 冷えるタイプの枕を使ったり、敷ぶとんの上に竹シーツや寝ござを敷くと身体と布団の間に隙間ができて体感温度が下がり、涼しく感じますよ〜〜。 B時間帯を選んで、上手に体を動かす 汗をかくのは体の温度調節のためにもとても重要です。 血流も良くなって新陳代謝も活発になります。 適度に身体を動かさないと、上手に汗をかくことができなくなります。 暑いからといって、室内でゲームばかりというのは、おすすめできません。 涼しい夕方などにお子さんとお散歩するなど、日常生活に適度な運動を取入れましょう。 夏休みも中盤、行事も立て込み、不規則な日々になりがちです。 また、夜型になってしまうと新学期にひびきます。 規則正しい生活で夏バテを予防し、元気に新学期を迎えられるようにしておきましょう。 |
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