このコーナーではお母さまの子育てに役立つ情報を、主に「病気」「食事」「生活」の分野から
ご紹介していきたいと思います。
お母さまの広場
年末年始の健やかアドバイス | |
2014-12-27 更新 | |
いよいよ今年も残り少なくなりました。 楽しいはずの休暇が、まさかのアクシデントで慌てないように、お子さま連れへのひとくちアドバイスです。 @食べ物の「初めて挑戦」は控えましょう いつものかかりつけ医も休診のこの季節、初めて挑戦の食べ物は控えましょう。 「おいしいよ〜」と、おばあちゃんのお宅で茶碗蒸しをいただいてアナフィラキシーで救急車、というのは実際にあった事例です。 ごちそうしてあげたくて、たくさんご用意されているかもしれませんが、この時期に「初めて」は御法度です。 卵では、プリン、茶碗蒸し、お好み焼き、 小麦では、麩も要注意です。 カニ、エビなども要注意。 また同じ魚でも生で食する刺身はアレルギー性が強く出ます。 これまで食べているものの中からいただくようにして下さい。 A3大危険「いくら、そば、ぎんなん」は控えて イクラ/ソバは激しいアレルギーを起こすことがあります。 今まで食べたことのないお子さんはもちろん、これまで食べたことのあるお子さんも、カゼ気味、下痢気味などの体調不良では、症状が出ることもあります。 ぎんなんに含まれる物質がとても止まりにくい痙攣を引き起こすことが知られています(ぎんなん中毒)。 特に子供に多く、5粒でも発症した事例があります。 小さなお子さんにはぎんなんは与えないようにしましょう。 Bタバコ誤飲に注意 多くの人が集まるこの時期、大人もバタバタしていて、お子さまの誤飲事故が多発します。 特にタバコ誤飲は要注意。 缶ビールの空き缶に水を少し入れて、灰皿代わりに使っている様子を良く見かけます。 この水に溶け出したニコチンは猛毒、子供が誤って一息で飲んでしまうこともあり、命にかかわります。 小さなお子さんがいる時は、周りの大人が協力して気をつけてあげましょう。 Cおもちは小さく切り分けて お正月と言えばおもち、小さなお子さんでは、どんどん口に入れてしまうことも。 必ず小さく切り分けて、前に入れたもちをきちんと飲み込んだことを確認してから、次のもちを口に入れてあげましょう。 Dナッツ、豆類は、誤飲に気をつけて 大人のおつまみをいただくことも多いと思います。 豆類は気管にスポッと入り込んで窒息を引き起こします。 また、肺に落ちると、奥で豆が腐ってしまい、とても治りにくい肺炎を引き起こすことがあります。 新潟では浸し豆といって、枝豆をだし汁につけたものがお正月に良く出てきます。 豆類は、小さなお子さんでは、つぶして与えるようにし、年長児でも、食べる時はきちんと着席して行儀よく食べさせ、誤飲がないように気をつけてあげましょう。 ポイントを押さえた注意で健やかな休暇をお過ごし下さい! |
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