このコーナーではお母さまの子育てに役立つ情報を、主に「病気」「食事」「生活」の分野から
ご紹介していきたいと思います。
お母さまの広場
夏のおやつを考える | |
2013-07-13 更新 | |
大人と違って、一度にたくさん食べることができないこどもたちにとっては、おやつはいわば大切な第4の食事。3食で不足しがちな栄養を補ういわば「補食」として、からだが喜ぶ内容のものを整えてあげたいものです。 夏のおやつの定番は何と言ってもアイスですね。しかしこればかりでは、糖質に偏り過ぎ。以下のような点に注意して、お子さんの健康に配慮したおやつを準備してあげましょう。 @冷たいものは少量に 胃腸内は通常の体温程度に保たれている時が消化酵素が良くはたらけるので、消化がスムーズです。反対に、良く冷えた飲み物などで、胃腸の温度が極端意低下すると酵素が働けず、下痢したり食欲が低下したりします。たくさん摂取させる水分は、室温程度の煮わかし麦茶などがおすすめです。 A「おやつ=お菓子」はストップ こどもにとっておやつは、お菓子である必要はありません。甘いお菓子は急激な血糖上昇を招きますし、スナック菓子に含まれる油は消化に手間取り、食欲減退を招きます。小さなおにぎり、枝豆、とうもろこし、果物、ヨーグルトなどを選択できれば、とても良いと思います。 Bアイスクリームなどは、そのまま与えず、ひと手間かけて 何と言っても夏のおやつの一番人気はアイス。しかし糖質、脂肪が多く、冷たいということで、これだけでは、食欲低下は必至です。 そこで、ひと工夫。アイスそのものをひとカップ与えるのではなく、バナナやメロンなどの果物にバニラアイスを少し添えたり、ヨーグルトにバニラアイスを少し混ぜたり、クレープやホットケーキでアイスを巻いたりして、他のものをおいしく食べる素材として活用してみましょう。 C適切な量と時間で おいしいからといって、あまりたくさん食べれば、次の食事に差し支えます。おやつは次の食事にひびかない量にとどめましょう。また次の食事の2時間前までには食べ終えるよう、与える時刻にも配慮が必要です。 夏休みもすぐそこ、おやつはお子さんの最大の楽しみのひとつです。おにぎりを握ったり、クレープを焼いたりと、お子さんとともにおやつ作りにひと手間かけて、からだの喜ぶおやつ作りを楽しんでみませんか? |
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